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主戦・小野「弘前に恩返ししたい」
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沖縄尚学戦に先発し5安打3失点で完投勝ちした聖愛・小野 |
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3点あったリードをじりじりと詰められる。それでも主戦小野に焦りはまったくなかった。ホームランを打たれ、連打で1点差に詰め寄られても「たまたま1、2本当たっただけ」。最後まで夢舞台のマウンドを楽しんだ。
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沖縄尚学打線は、初戦で好投手を攻略し13安打。小野は初回からその洗礼を受けた。走者を1人置いて相手4番にスローカーブを左中間まで運ばれ先制された。
だが「自分としては打ち取った当たり」と意に介さず、「相手打線はスローカーブに合っている」と分析する余裕さえあった。
ベンチに戻ると原田監督から「右肘が下がっている」と指摘を受けた。投球フォームを修正すると球に伸びが出て二〜六回までは安打を許さなかった。
試合前、恒例の朝礼で「楽しく野球をやる」と宣言。終盤、押せ押せムードに沸く沖縄尚学側アルプススタンドの大声援も「自分への応援なんだ」とプラスに考えると、ピンチでもリラックスできた。
小野は毎試合、相手チームを抑えるイメージを描いてからマウンドに上がる。「盛り上がっている弘前のためにも勝って笑顔で恩返ししたい」。初陣聖愛を2試合続けて勝利に導いた主戦は「既に日本一までのイメージはできている」と言い切った。
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