「ママさん（清子さん）にプロポーズする時、『お姫様が住むような豪邸を建ててやる』って口説いたから、その約束で、８億円で家を１９９４年秋に建てた。２２０坪のね。猿の地方公演の移送のために、ヘリコプターも３機買ったな。１機１億５０００万円。もちろん全部現金」

　こうまくしたてた間中氏だが、こうも続けた。

「でもね、お金を使ったのは人助けなんよ。うちのスタッフには１０００万円前後のベンツを買い与えたけど、それはベンツの営業マンが『誰も買ってくれない』と経営が苦しそうだったから。（アイスホッケーの）日光アイスバックスも資金難というから、スポンサーになったし。調教師たちには月給３００万円を出していた。私が今乗ってるのは、スズキのエブリイ（軽自動車）。もうお金は残ってないんよ（笑い）」

　自身のドラマには「努力すれば、夢はかなうというメッセージを込めてほしい」と思いを託した。１８日にはテレビ局３局が取材に来ていたように、一時代を築き、日本中で知られている日光猿軍団への注目は高い。

　ドラマになれば高視聴率が期待できそうだ。