１８日に続いて１９日も同園で２回の公演に出演し、拍手喝采を浴びた当の間中氏は「話は来てます」と認めた。その上で、主人公となる自身を演じる俳優に「織田さんがいい。あの人のドラマはよく見ていて、もともと好きな芸能人。人情深く見えるので…」と熱望する。

　１８日に閉幕した世界陸上のキャスターの仕事を終えたばかりの織田といえば、ＣＭでは、犬の着ぐるみ姿を披露している。不動産仲介会社「オープンハウス」のＣＭだ。現場では製作スタッフに「犬だったらこうするんじゃないか」と何度も独自のアイデアを出したという。“犬猿の仲”とはいうものの、猿の気持ちが分かる間中氏を演じるのも適任かもしれない。

　他の共演者としては、国民的アイドルグループ「ＡＫＢ４８」の大島優子（２４）、間中氏と親交のあるタレントのガッツ石松（６４）が共に栃木出身で、キャスティングが実現すればさらに注目を集めそうだ。

　ドラマの構想は、間中氏の波瀾万丈の感動作が練られている。特に貧乏だった時代から超金満経営者に成り上がった半生は、まさにサクセスストーリー。

「若い時は廃品回収を（現夫人の清子さんと）２人でして生計を立てていたね。拡声器すら買えないから、一軒一軒回って『新聞一枚でもあったら出してください』って頭を下げていた」

　日光猿軍団を開演すると、爆発的な人気で収入が急転した。

「当時は１回公演が１人１８００円で１５００人入った。それを１日８公演。オープンして半年は毎日休みなしでやったから、倒れちゃって残り半年は休んだんよ」

　ざっと計算すると、半年で約４０億円を売り上げたことに！