オー!ファーザー
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オー!ファーザーの感想・レビュー(6155)
この本は、伊坂さん曰く「自分の得意な要素やパターンで作り上げられている」ため、伊坂さんの作品が好きな方（「ゴールデンスランバー」前の第一期が好きな方）は、安心して楽しめる物語だと思います。いつも通りの伏線敷き及びその回収。伏線に関しては、物語の本筋と関係ない伏線も敷かれているところが、物語をより奥深く、面白くしていると思います。また、由紀夫の父である鷹、葵、悟、勲それぞれがキャラクターとして立っているところもこの物語を魅力的にする一助となっています。伊坂さんが設定するキャラクターはどれも愛おしいです。
★★★☆ THE伊坂幸太郎という感じの本。 4人のお父さん(うち1名が本当のお父さんだけど、どの人かはわからない)と同居する高校生の主人公と、友達。友達の1人がトラブルメーカーで、途中から事件に巻き込まれていく的なおはなし。
由紀夫と、個性豊かな４人の父親との関わりがとても面白かった。ただ中盤になっても事件性がなかなか掴めず、後半に入っての急展開でちょっと納得。富田林はもっと「悪」だと思っていたので最後の展開には、あれっ？とちょっと拍子抜けしてしまった。･･･今回の事件で由紀夫と父親たちは「家族」であることを今まで以上に感じたのではないかなぁ。由紀夫の事になると一生懸命になるこの父親たちが微笑ましい。
これは面白い。個性豊かなキャラクターたち(主に父親ズ)のバラエティあるボケに、由紀夫の冷静なツッコミが冴える！ｗ 最初は父親ズと由紀夫のほのぼのとした日常を淡々と描いていて、それはそれで読んでいて楽しいのですが、後半は一気にサスペンス！ページをめくる手が止まりませんでした。富田林さんめちゃコエーっす。それと、父親ズに対して、つっけんどんな態度をとったり、元級友の鱒二が助けを求めていても「とばっちり」「迷惑」・・・って、それはあまりにも冷たすぎるんじゃないの？と、冷静すぎるくらい冷静だった由紀夫。何でもでき
Chiaki
ちゃうけど、人として何か大事なものが抜けてるような気がしないでもありませんでした。しかし後半では、自然と鱒二を助けようと奮闘したり、父親ズの死を想像した時にものさびしさを感じるようになります。由紀夫にとって父親ズや鱒二が、かけがえのない存在になった、ような気がします。きっと今回の騒動で、由紀夫は大事なものを手に入れたのではないか、そんな風に思います。しかし、富田林さん、たったそんだけで許しちゃうんですか！ちょっと拍子抜け。あと、続編・・・出てくれないかな・・・ずっと読んでいたい作品です。
ちゃうけど、人として何か大事なものが抜けてるような気がしないでもありませんでした。しかし後半では、自然と鱒二を助けようと奮闘したり、父親ズの死を想像した時にものさびしさを感じるようになります。由紀夫にとって父親ズや鱒二が、かけがえのない存在になった、ような気がします。きっと今回の騒動で、由紀夫は大事なものを手に入れたのではないか、そんな風に思います。しかし、富田林さん、たったそんだけで許しちゃうんですか！ちょっと拍子抜け。あと、続編・・・出てくれないかな・・・ずっと読んでいたい作品です。
ナイス!
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08/22 11:32
少しずつ読んだからか!?なんだか、作品のペースが合わなくて、ちょっと読んで、戻ってを繰り返しながら読みました。
最後の方の展開は必要かしら!?
四人のお父さんとのほのぼの感が素敵なのと
富田林さんの底知れない不気味な恐い感じが不調和な気がしました。
映画化されるんですね!!
お父様がたのキャスティングが気になります(゜◇゜)ゞ
主人公もcoolだし、4人の父親たちも、高校生の父にしては輝いていて、気持ちよく読めた。 最後の父親たちの活躍が、カッコよすぎる！
最初多恵子があまりに鬱陶しくて読むのをやめそうになった。 あんな人、たまにいるよねぇ。 最終的には、そこを耐えて読んで良かった。 伊坂作品は魅力的な父親が多いな。
おもしろかった！！この感じ久しぶり！！父さん４人も悪くないね！！複雑だけど！！
高校生の由紀夫が感じた大人の世界への恐怖が印象的だった。子供にとって教師や親が大人の世界の大部分だけど、そういった自分を甘えさせてくれる大人が、実は少数派であることに気づいていくのが高校生という年代なんだったんだろうなと思いました。
あまりに漫画的な部分に最初抵抗感を感じたけど、キャラ設定は流石で上手なのて、それはそれで、気付いたら物語の世界に引き込まれてた。
ただ最後まで同じテンポで、意外と盛り上がらなかった気がするので、ちょっと残念。
シリーズ化されそうなポテンシャルは感じる。
「そんなことあるわけない」と「そんなにうまくいくわけない」の連続だけど、フィクションだから楽しめればＯＫ。登場人物はみんな個性的でマイペースで温かい。軽妙な会話のなかに、ときおりフッと挿入される世の中の不合理や人のエゴについての鋭い指摘に考えさせられる。頼もしい父親たちも歳をとり、いずれはいなくなってゆく、そんな一抹の寂しさも感じさせるラストもよかったです。
自分の中における「いい小説」の条件の一つに「出てくる悪役が読んでいて本当に不快」というのがある事に最近気づいたが、伊坂幸太郎作品は大抵当てはまる。この作品も中々に悪役が不快で良かった。一番はマリアビートルの王子で次はラッシュライフの画廊。砂漠のボウリング場で絡んでくる奴らもかなり不快ですごく良かった。
毎度のことながら、伊坂作品の登場人物の会話が好きだ。洒落が効いてて、ベタベタしてなくて、頭がいい。いろんなところに伏線が張られていて、これは伏線だな…。と感じとれてしまう箇所があったのがちと残念だったけど、この本好きだ。
寓話のような現実ではあり得ない設定に戸惑いつつ、読み進めていくウチに個性的な4人の親父たちのキャラに引き込まれる。 読後はなんか前向きな気持ちになるんだよな。まさに伊坂ワールドって感じ。
登場キャラの言い回しがそれぞれ個性的でニヤっと笑ってしまう場面が多々あったが序章かネタ振りがやや長かったように思い 読んでる自分が途中ダラけたが後半はバタバタと進んで読めた 最近刺激の強い作品を読んでいた為か若干物足りない感じかな～ 父親４人が息子に対するたっぷりの愛情と妻に対する健気な気持ち ややこしいが家族愛があったかな(^_^;)
最初は色々ネタが転がっていて、どこがメインの展開になるのかと探りながら読んだ。あれよあれよという間に話が繋がって最後まで面白く読めた。私の中で鷹さんは川崎麻世さんがイメージなんだけど、どうかしら。
著者曰く、著者の第一期の最後の作品。いままで読んできた伊坂作品の中で一番楽しめたかもしれない。大人びた主人公の親たちに対する冷めた反応が笑える前半と、どんどんドキドキさせる展開に発展する後半まで、終始楽しめた。伏線も見事に回収されて読後感もスッキリ。ある種ヒーロー物とも受け取れるかもしれない。
ところどころ出てくる、父たちの名言迷言と、最後の由紀夫の父三人と立つ想像の場面だけが印象に残ってる。正直、これだけ?と肩すかし感が否めない。相手の迷惑をまったく考えない多恵子に最初多々いらいらしつつ、最後はまぁいいかと思っちゃったり。結局おれおれ詐欺の犯人はだれだったのかだけ気になる。母が好き母が好き。かわいい。
決め台詞の四重奏を笑って聴きながら、事件に巻き込まれてしまいました。『気配りとユーモア』これ大事ですよね。岡田将生君を囲んだ父親サミット、楽しみです。
面白かったんだけど、読み易過ぎる。引っかかる場所がなくて、スムーズに話が進んで読めちゃった。 ☆2
伊坂さん作品でよく出てくる懐の深い父親がこの作品では4人いて、それぞれが個性的。そんな父親たちを由紀夫は大人びた目で見てるくせに、さりげなく全員に似ちゃってるのが微笑ましい。家族愛も感じられてほっこりしつつ、伏線の回収もしっかりされて、伊坂さんらしい爽快な読了感でした。みなさんの感想を見て映画化を知ったので楽しみで仕方がありません！
ラナウェイ・プリズナー！初・伊坂幸太郎さん。面白かった。4人のお父さんのそれぞれのキャラクターに、由紀夫。そして最後を〆るなんかかっこいい母。ラストの爽快さが好き。こんな大人が周りにいたら、混乱することもあるやろうけど、いろんな考え方や生き方を勉強できて面白いと私は思う。なんやかんや4人皆に愛されてるしね。素敵です、オー！ファーザー！ありがとうございました。 どなたか伊坂さんの本でお勧めはありますか？
まさかのお父さん方々で…序盤からどんな状況なんだと驚きましたがそれぞれのお父さんに個性があり、こんな家庭も面白いかも？と思えるお話でした！非現実な家庭だけど、親子愛に溢れていて、とてもすがすがしい気持ちで楽しくさせてくれる作品だったと思います‼
双肩に担う・・という語句はあるが4人を肩に背負っているところに、この小説の極意あり。 新聞小説らしく、小さい盛り上がりがずんずん続き、引っ張って行く。 由紀夫と仲間の会話が時に嫌に背伸びっぽく、、警句臭も伊坂作品らしい。 紅白知事選を上手く下地に敷いて、政治や法律をよく解った氏らしい考えを、登場人物の口を借りて語らせている。 おかしいのはかなり、コケティッシュな由紀夫の母。4人の男を烏匠よろしく操るのに、生の言葉があんまりなく・・姿は読み手の想像に委ねている。
設定からして、四人の父親！？に興味を持った。キャラの違う父親に、ちょっと大人びた高校生由紀夫。日常の中で由紀夫に起こる事件。事件。もしかしたら、どこかにこんな物語が存在するんではないか？と思わせてしまう。さらっとした文章。自分たちは親に守られてると思う。でも由紀夫の場合は父親が4人いたら、愛情は父親4人分。爽快感ある文章が伊坂さんらしかった。
父親が四人いるということにあっけにとられるが、色々教えてもらえて羨ましいなーと思うように。若干どころではなく鱒二にイラつきを覚えた。ざっくり野球選手フラグ回収したけどさ、そもそもお前が悪いんだっていうのが拭えない。。
４人の父親の個性の違いとその兼ね合いがとても面白かった。４人も父親がいたら、なかなか賑やかで楽しそうだと思います。全体を通して面白かったんですが、一つ、わがままを言うと、もう少し母親も出して、その関わり合いを見てみたいと思った。
タイトルがイマイチひかれない…という理由で読んでいなかったけど、図書館にあったので読んでみた。途中すこし中だるみ？って感じはしたけど、面白い！こういう伊坂さんの作品大好き。
４人のお父さん達、それぞれのキャラクターが魅力的で、主人公との関係もそれぞれでおもしろかった。ストーリーも伊坂さんらしく、伏線がするする～っと回収されてく気持ちよさがあって爽快♪
文庫化により再読。ひじょうに爽快な読後感はまさに伊坂作品的。〈本作は一つの事件を巡る謎解きと宝探しの物語というよりは、サブキャラクターたちがそれぞれの役割を果たしつつ、緩やかに結末に向かうパレード的な作品〉とは解説・島田雅彦の言葉。鞄がすり替えられる現場を目撃したことから始まるミステリーを軸に、主人公・由紀夫やその四人の（⁉）父親をはじめ、たくさんの魅力的なキャラたちや彼らの言葉、ストーリーのひとつひとつに魅了される。それが終盤どとうの繋がりをみせるのだから、ただ感嘆。伊坂作品入門編としてもおすすめ。
おもしろかった！こんなに愛してくれて頼りになる父親が4人もいるなんて羨ましい。登場人物が皆魅力的。最後ドタバタと終わってしまった感はあったかな、詐欺電話の件どうなった？鱒二の父親のことはいつわかったのか？え？終わっちゃうのか、という残念感もあったが、総じて面白かったとしか言えない。
伊坂さんが描く「最強の家族」が大好きです！続きがあるなら読みたい。実写にするなら四人の父親は誰かなぁと考えながら読んで楽しんでいたのですが、来年映画化されるみたいですね。楽しみです♪
父が４人いるという設定がおもしろそうで、何気なく手にとってみたけれど、実際に個性豊かな父と由紀夫のやりとりがおもしろく、父たちの由紀夫に対する思いに感動もした。
面白かった。
現実には、あり得ないけど、父から、愛されてるゆきお。
いい子に育つね！また、一歩ひいて世の中を眺めてたのに、自分を知ったあたり…今後の成長が期待できる。
どういう大人になるのか、続編かみたい。
伊坂さんらしい話。タイプの違う父親が四人いるなんてなんて面白い設定！ただ、途中が長すぎて一気に読めず、伏線を集めるラストにはすっかり忘れちゃってた部分もあり、ちょっともったいなかった。鱒二がいいキャラしてる。何度も鱒二〜！！と言いたくなった。
愉快、爽快、涙ほろり。親バカ4人のお話。富田林の詐欺犯を捕まえてくれると思ったけど、期待しすぎた。伏線をどう回収するか想像しながらの読書は楽しい。子を持つ親にはオススメ☆そうでない人もｗ
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0) -
8月10日
オー!ファーザーの
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感想・レビュー：2005件