本紙に「妖怪とＵＭＡと怪獣というあやしいケモノが出てくるのがコンセプトなのに、痴漢というケダモノが出るとは…。教育者が暗がりに乗じ、卑劣な行為をやったとしたら許せない」と怒りをあらわにする。

　営業にも大きな影響が出たという。

「この事件があって、お化け屋敷なのに中を明るくした。従業員がついて挙動不審な怪しい人がいたら出て行ってもらうようにした。また、同じグループの友達同士で回ってもらうことを徹底したために回転率が落ちてしまい、並んでても途中で帰ってしまうお客さんがいたり、残念なことになっている」（山口氏）

　お化け屋敷は男女のカップルが自然に密着できる空間ではあるが、見知らぬ女性に狼藉を働くのは言語道断。私服姿の女子高生は「なかなかかわいい子」（同署）。連れの女性らにしても、不愉快な出来事だったろう。

「私の故郷を町おこしで元気にするためのアトラクションなのに、このように水をさすようなことが起きて、来年から開催できなくなってしまったら涙が出るぐらい悔しい」と山口氏。

　教育界の有力者が、地域の不評を生み出したことに、地元の人々も肩を落としている。