どう評価したら良いか、そのリスクについてまとめた記事があれば教えて下さい。
福島県立医大の鈴木真一教授は、「(がんの状態から)2、3年以内にできたものではない」と述べ、原発事故との関連に否定的な見解を示した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013082001001704.html
http://togetter.com/li/299825
福島第一原発事故による(小児)甲状腺癌リスク
http://www.radiationexposuresociety.com/archives/2649
山下俊一氏アメリカNCRP講演「福島では10人が小児甲状腺がん」 2013年3月11日
http://www.jacr.or.jp/topics/09radiation/03.html
チェルノブイリ原発事故と小児の甲状腺がん
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=16902
福島県のこどもの数(15歳未満人口)
年齢階級別にみると、5歳以下(未就学の乳幼児)は87,487人、6~11歳(小学生の年代)は103,002人、12~14歳(中学生の年代)は58,662人となっている。
チェルノブイリでは数百人に1人が発生したと考えると、現在数百人から2千数百人の甲状腺がん患者予備軍が福島にいることになりますね。
検査結果は5年後10年後に定期的に行ったものが多いので、上述の調査に則ったがん患者が増えるとしたら2015年~2020年の間でしょうか。
こちらは青森県の小児科医の方がブログの中で発表された数字をもとに考察されています。
私が下手な引用をするよりはページの内容を見て頂いた方がよろしいと思います。
また、このような情報もあります。
東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県民健康管理調査の甲状腺検査に関し、6月5日に開催された「第11回検討会」の配布資料の中に記載されていた甲状腺がんに関するデータが大幅に誤っていたことがわかった。福島県は、インターネット上で公表していたデータを差し替えるなどの対応を行った。
このページでは「6月5日に配布された資料(抜粋)」の図が見えていません。IMG タグはあるものの参照先が無いので、削除されたようです。
偶然ですが、先程ご紹介させていただいた小児科医の方のブログには6月5日のグラフが表示されています。
総数は同じものの数が少ないデータの扱いが杜撰すぎます。
多分、統計のプロでは無いお医者さんの集まりで集計分析をするからでしょう。
(疫学をやっておられる方を除く)
同じサイトには、こちらのような情報もあります。
効率化のために、観察項目を除外
(省略)
20万人もの子どもに甲状腺の検査をこととなった県民健康調査。専門委員会は初回から「5チームが連日効率よく検診が出来るかが鍵」としており、甲状腺結節診断基準などを検討する2011年9月13日の第4回の委員会で、「甲状腺の内部変化」「血流の状態」「腫瘤内外の血流状態」や「組織弾性イメージング(エラスとグラフィ)」を観察項目から除外。1人あたりの診断時間は大幅に縮小された。
(省略)
甲状腺超音波ガイドブックは2010年に改訂され、甲状腺全体の観察項目として、(1)甲状腺の形状、(2)大きさ(3)甲状腺内部の変化、(4)血流の状態の4項目をを挙げているほか、結節性甲状腺腫の観察項目として(1)形状、(2)境界、(3)内部エコー、(4)境界部低エコー、(5)周辺機器との関係、(7)腫瘤内・外の血流状態(8)組織弾力イメージングを実施するとしている。県民健康調査の甲状腺検査は、このうち3分の1にあたる、4項目を除外していたことになる。また、作成された「実際の作業の手順」も非常に簡素なものとなっている。
未だリスク云々を言えるほどの分析はされていないようですし、そもそも元になるデータというか調査の信頼度についても怪しいものです。
コメント(6件)
福島県のリスク、
甲状腺がんのリスク
こどもが18人のリスクとかあります。
18人と言うのが増えたかどうかさえ判りませんよね
36万人中の18人だと2万人に1人で0.005%程度ですから
有為かどうかを判定するのはかなり難しいですね。