京都・福知山の花火大会屋台爆発:市長らが献花
毎日新聞 2013年08月21日 大阪夕刊
京都府福知山市の花火大会会場での爆発事故で、松山正治市長ら4人が21日、由良川河川敷の事故現場を訪れて献花し、亡くなった3人の冥福を祈った。松山市長は「けがをされた方、入院されている方が一日も早く回復されるよう願っている」と話した。花火大会共催者である市としての被害者への対応については「(実質的な主催者の)福知山商工会議所や大会実行委員会の判断を踏まえて、判断したい」と述べた。
15日夜に発生した爆発事故では、3人が亡くなり、57人が負傷。被害者対応で、大会実行委員会の事故対策本部が相談窓口を設置しており、20日までに40件の相談があった。対策本部は負傷者への当面の医療費の補償なども検討している。
また、京都弁護士会も被害者相談窓口の設置を検討している。月内にも窓口を設け、専門的な立場から賠償問題への相談や被害者支援を行う見通し。
京都府は、福知山市の中丹西保健所(0773・22・3903)にこころの相談窓口を設置。事故に遭って不眠症などになった人やその家族らを対象に平日午前8時半〜午後5時15分、精神保健福祉士などが無料で相談に応じる。【土本匡孝、村田拓也】