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【プロ野球】

バレ 連夜の連発45、46号 球団新 岩村、ペタジーニ超え

2013年8月23日 紙面から

7回裏2死、この日2本目となる46号ソロを放つバレンティン=神宮球場

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◇ヤクルト8−3巨人

 ヤクルトは0−1の4回に相川の3ランなどで5点を奪い逆転した。5回にバレンティンが球団最多の45号で2点を加えると7回にもソロを放ち、2戦連続となる1試合2本塁打をマークした。巨人は沢村が集中打を浴びて崩れた。

      ◇

 ダイヤモンドを悠々と一周すると、天を仰ぎ両手を合わせてホームインした。ヤクルト・バレンティンが5回2死一塁、シーズン最多本塁打の球団新記録となる45号2ランを左翼線上段に運んだ。さらに7回2死で2打席連続の46号ソロ。「スワローズの歴史に名前を残せて光栄に思う。信じられない。最高の気持ち」。静かに喜びをかみ締めた。

 来日3年目。各投手の球種はもちろん、捕手の配球についても日々研究を重ねている。「それがすべてうまくかみ合ってきた」とバレ砲。豪快な外見とは裏腹な緻密な努力が実を結んでいる。さらに小川監督は「打てる範囲がうんと広い。頭の高さでも打つ」とその高い技術を評した。

 元チームメートの快挙に胸を躍らせた。マリナーズでともにプレーしたイチローが、日米通算4000安打を達成。「細いけどパワーを備えていたし、僕より力を持っていた。あと10年はできる選手。8000本を打てる能力を持っている」と称えた。異国の地で大記録に向かって突き進む姿は、くしくも一緒だ。

 残り37試合で62本塁打ペース。1964年の王貞治(巨人)、2001年のローズ(近鉄)、02年のカブレラ(西武)が記録したシーズン最多本塁打55本を視界にとらえている。「この数字に満足せず、シーズン最後まで1本でも多くのホームランでチームに貢献していきたい」。前人未到の領域へ、期待は日に日に高まるばかりだ。 (福岡香奈)

 

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