昨日、ニコニコ生放送で田原総一郎氏と元オウム真理教幹部の上祐史浩氏の対談が行われてるのを、たまたまトップページで見て、なんとなく興味が湧いたので拝見しました。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv140192957

これを見て思ったのは、宗教という形式を採っているか否かという違いはあれど、去年12月の総選挙以後、ネット上のあちこちで暴れてる人たちによく似てるなあ、という感想を持ちました。

それが、リチャード・コシミズ率いる独立党の信奉者たちです。

とりあえず、昨日の田原氏と上祐氏の対談の一部を書きおこしたので、読んでみてください。

上祐「オウム真理教の選挙は、好奇心で人は集まってくるんです。石原伸晃氏があのときデビューでした。で、麻原彰晃と一緒のところで、こちらが一方的に石原氏を攻撃しかけてるだけですが、石原軍団なんかも来ちゃったりして、最後の渋谷のハチ公前での麻原の選挙演説は、人だかりは人だかりだったんです。で、その人だかりを見て『当選するはずだ』と思っていたようです」

田原「麻原が?」

上祐「私は、麻原自身はどうやらいろんなその時の側近の話を聞くと『当選した』と思ってたんじゃないか、と思います。で、自分が落選したと知って本当に愕然としてた、って言ってました。」

田原「単にそれは馬鹿なんじゃないの?こんなもん当選しっこないのにねえ。病気かな?」

上祐「誇大妄想みたいなところ。はまりこんだら信じてしまうところ。ただ、麻原の周辺にいた、どちらかというと合理性の高い早川も、麻原の傍で人だかりの中での最後の演説を見てたら、勝てると思ったような、考え方に変わってきてたんですね」

田原「早川も?」

上祐「だから巻き込まれていくと集団心理だから」

田原「上祐さんもそう思った?」

上祐「私はあの時選対をやらずに法律担当で、選挙違反とかあるじゃないですか。ちょっと距離を置いてたんですよ。だから麻原に言われました。『おまえは距離を置いてたから、我々が勝てるということを信じられない。直接やってた奴は勝てるとわかってたんだ』と。でも、その選挙は負けたんで、それを陰謀と捉えてから、さらに暗くなりましたね。

田原「そうか、陰謀だと。日本の権力が陰謀でもって、自分たちを本当は当選したのに落選させられた

上祐「そういう展開でした。」


独立党とその信奉者たちが、去年の総選挙を不正選挙などと滑稽な主張をしているのは、みなさんご存じでしょう。

12・16不正選挙  ←こんなもの買わなくていいですよ(笑)

さらに、上祐氏はこんなことも言ってました。

上祐「(麻原は)この社会は戦って正すしかない、という考え方を持っていて、それを仏教的な理論で肯定したのがヴァジラヤーナだった」

田原「それは共産党もどの党も『今の世の中は良くない、戦うんだ』って言うんだけど、その時のオウムにとっての敵は誰よ?」

上祐「それが客観的には立証できないような、闇の国家権力、ないしはアメリカ、ユダヤ、フリーメーソン、その属国の日本権力ってな感じで」


典型的なユダヤ陰謀論ですね。

独立党の主張も多少アレンジが加えられていますが、ベースはユダヤ陰謀論であることに違いはありません。

独立党とその信奉者たち、あるいはそれ以外の小沢一郎信奉者たちyahooのアンケートやロイターのアンケートなど、無作為抽出の世論調査ではない単なるネットアンケートの結果や、日刊ゲンダイの記事などを根拠に、「日本未来の党がかなりの議席を取る」と予想していましたが、結果は皆さんご存知のとおりでした。

・ユダヤ陰謀論を信じ込む
・選挙に絶対に勝てると信じ込む
・選挙で惨敗という結果を受け入れられずに「不正選挙」などという陰謀を信じ込む

オウムとコシミズは、全く同じ思考パターンですね。