Updated: Tokyo  2013/08/23 07:49  |  New York  2013/08/22 18:49  |  London  2013/08/22 23:49
 

ブラジル株:ボベスパ指数2週間ぶり大幅高、中国PMI受け

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  8月22日(ブルームバーグ):22日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が2週間ぶり の大幅高となった。最大の貿易相手国である中国で8月の製造業購買担当者指数(PMI)が予想に反し活動拡大を示したことを受け、ナシオナル製鉄(コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル 、CSN)を中心に商品輸出銘柄が買われた。

世界最大の鉄鉱石メーカーのヴァーレ が4.1%高となって3カ月ぶりの高値を付け、CSNは4.6%高。ブラジル石油公社 (ペトロブラス)は5.3%高。複数のブラジル紙が、同国政府は今年3回目の燃料価格引き上げを認めると報じたことが強材料。ただ、ルセフ大統領のウェブサイトでトラウマン報道官は同日、大統領は値上げを討議していないと指摘した。

ボベスパ指数は前日比2%高の51397.66で取引を終了。指数を構成する71銘柄のうち47銘柄が上昇した。同国通貨レアルはサンパウロ時間午後5時29分(日本時間23日午前5時29分)現在、0.7%高の1ドル=2.4366レアル。8月の中国PMIは50.1と、ブルームバーグの調査対象となったエコノミスト16人全員の予想を上回った。同指数は50を超えると製造業活動の拡大を示す。

証券会社クレア・コレトラ(サンパウロ)のアナリスト、フェルナンド・ゴンエス氏は電話取材で、「中国発の良いニュースはブラジルにとっても良いニュースだ」とした上で、「中国経済が依然として力強いことを示す兆候は商品関連株の反発につながる」と述べた。

原題:Ibovespa Advances Most in Two Weeks as China Growth BoostsCSN(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:サンパウロ Ney Hayashi ncruz4@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:David Papadopoulos papadopoulos@bloomberg.net

更新日時: 2013/08/23 07:25 JST

 
 
 
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