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ロンドン為替概況 ドル買い優勢、独欧PMIは好調もユーロドル軟調

配信日時:2013/08/22 (木) 20:30

22日のロンドン市場では、ドル買いが優勢になっている。米FOMC議事録では量的緩和縮小の時期についてまだ手掛かりは得られなかったが、米債利回りが高水準を維持するなど年内の縮小開始の見方が根強かった。この日発表されたドイツやユーロ圏の8月PMIは製造業、サービス業ともに予想を上回る強い結果だった。ユーロドルは1.33台前半から一時1.3365近辺まで上昇したが、その後は売りに押されている。一時1.33割れとなるなどドル買い圧力が優勢だった。ポンドドルも1.56台前半から1.55台後半へと水準を下げている。ユーロドルとともに先週末以来の安値水準となっている。

ドル円は序盤は98.10-30レベルでの揉み合いだったが、次第に買いが強まり一時98.82レベルと8月5日以来の高値をつけている。今日の安値水準からは1円以上の大幅上昇となった。米債利回りが高止まりしており、ドル買いの圧力となっていることに加えて、欧州株が堅調に推移していることでリスク回避ムードが後退、円安の面もあったようだ。クロス円もユーロ円が一時131円台後半、ポンド円が153円台後半の高値を伸ばすなど堅調に推移している。豪ドル円も88円台後半へと上昇している。

ただ、アジア株が売られるなど新興国市場からの資金流出は続いており、前日のNY株安もあってまだリスク回避ムードが払拭したとは言い切れない状況。この後の米経済指標発表を受けたNY株式市場の動向が注目されよう。

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