西脇北高校(兵庫県西脇市郷瀬町)の生徒58人が24日、東日本大震災の被災地へ、ボランティア活動に出発した。25、26日、宮城県の南三陸町と石巻市を訪れる。3年目の被災地訪問となる今回は、花を配る交流事業にも力を入れる予定だ。西脇市役所であった出発式で生徒は「花を贈り、笑顔を届けたい」と思いを新たにした。
同校は多部制・単位制高校で、働きながら通学する生徒が半数を占める。被災地でのボランティア活動は2011年に生徒38人が参加、12年には57人が清掃活動などに汗を流した。西脇と現地を往復するバス2台は今回も、ひょうごボランタリープラザから提供を受けた。
花の寄贈は被災者の要望を受けて決めた。播磨農業高校(加西市)但馬農業高校(養父市)など農業の専門学科がある県内9校が育てたマリーゴールドなど3500本を託された。25日、石巻市の駅前などに植える。
出発式で、生徒代表の3年真鍋未美さん(17)は「被災地から『人々の心を癒やす花が見たい』と声が寄せられた。協力してもらった9校の思いを現地に届ける」と決意を述べた。
(伊藤大介)
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