【松阪】松阪市は十月から、自治体の名産品を販売するインターネットサイト「FB良品」に参加する。市は「松阪のええもん≠インターネット販売で全国に発信したい」とし、出店者を募集している。
市によると、「FB良品」に参加する自治体は県内初。十九日現在、全国十四自治体が参加している。市は新規事業として、運営会社「シーズ」(福岡市)に支払う初期投資費や本年度の運営費約三百八十万円を六月補正予算に計上していた。
販売するのは、市にとって伝統的、または歴史的▽新たな地域資源を創出できる▽市をPRできる―のすべてを満たす商品に限る。市内で生産・製造、もしくは地元産の原材料を使っていることも条件。
市職員でつくる選考委員会が出店希望者を審査する。出店が認められれば「FB良品」に商品を掲載できる。出店にかかる初期費用は不要だが、商品が購入された場合、代金の5%を手数料として運営会社に納める仕組み。市は手数料は取らない。
当初の出店者は約十社を予定し、順次増やしていくという。市は「自慢の商品を全国にアピールできる絶好の機会。中小事業者の販路拡大や地域経済活性化にもつながるはず」と話している。
応募用紙に必要事項を記入して申し込む。応募期限は三十日。問い合わせは市商工政策課=電話0598(53)4361=へ。
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