経済人材派遣、3年ルール撤廃 人入れ替えて長期可能に 厚労省研究会2013.8.21 00:12

  • [PR]

経済

  • メッセ
  • 印刷

人材派遣、3年ルール撤廃 人入れ替えて長期可能に 厚労省研究会

2013.8.21 00:12

 労働者派遣制度の見直しを検討してきた厚生労働省の有識者研究会は20日、企業が一つの業務に派遣労働者を使用できる期間を最長3年に制限する現行ルールを撤廃し、労働組合の同意を条件に人を入れ替えれば派遣を使い続けられるようにすべきだとする報告書をまとめた。

 労働者派遣法は、派遣先企業の正社員が仕事を奪われることがないように派遣を臨時的・一時的な仕事に限定してきたが、報告書はこの原則を転換する内容。非正規雇用が固定化する懸念があり、法改正に向けた審議会で、労使の激しい議論が予想される。

 現在、無期限に派遣できるのは通訳やOA機器操作など「専門26業務」だけ。その他の一般業務は派遣先の正社員の雇用保護を理由に原則1年、最長3年に限定されている。報告書は、専門性の判断が難しくなったとして専門業務の区分を廃止し、一般業務との一本化を提言。1人の派遣労働者が同じ職場で働ける期間を最長3年とした。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital