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スポーツ
【スポーツ インタビュー】人気回復の起爆剤? 話題性豊富な黄金ルーキーどう売り出す…阪神タイガース山田修嗣営業部長
--その理由は
「球場にお越しいただいているお客さんの年齢が上がっている。今年はJリーグができて20周年になる。サッカーに親しんだ世代が親になってくる。地域でも少年野球は根強い人気があるが、公園を見ると、野球をして遊んでいる子供がいない。そこには危機感があって、子供に野球に興味を持ってもらいたい。甲子園にお越しいただいたら『また見たい』と思ってもらえると思うし、新しいお客さんに野球を好きになってもらい、ファン層を拡大したい」
--昨年の主催試合の観客動員数は12球団中2位の272万7790人でしたが、3年続けて減少傾向。チーム成績の下降が原因では
「チーム成績のせいにはしたくない。営業として考えなければいけないのは、チームが負けても『損した』と思わせないようにすること。勝っても負けても、お客さんが楽しんでもらえる仕掛けを作っていきたい」
--具体的にどういったことを
「たとえば、昨年は試合中の五回表終了後に音楽だけを流していたが、そこから一歩進めて、お客さんが簡単な踊りができたり、参加して楽しめるような工夫をしたい」
--観客とチームの一体感を出していくと
「その点では今年、夏に『ウル虎の夏』と題したキャンペーンを企画している。夏場にサードユニホームを選手、ファンが着て一体感をもって戦うというもの。7月26日~28日、7月30日~8月1日の主催6試合にお越し頂いた入場者全員に、そのユニホームをプレゼントして、スタンドで着て観戦してもらう。ソフトバンクが緑や赤といろんな色のユニホームを着たり、ジャイアンツも『橙魂』と題してオレンジ色のユニホームを着て戦っている。うちは色を変えたものではなく、タテジマの伝統を重んじつつ、いままでにないデザインのユニホームを考えた。このキャンペーン期間の入場券を前売りで売ってしまえれば、と思っている」
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