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MLBにチビ旋風を巻き起こす身長160cm(?)のメジャーリーガー
大男中の大男達が凌ぎを削る文字通り"Big League”なメジャーリーグで今、身長160cm強のセカンドベースマンが暴れ回っている。
ヒューストン・アストロズのJ.アルテューベは、22歳になったばかりのヴェネズエラン。昨年メジャーデビューし57試合に出場すると、今季は開幕からヒットを量産しリードオフに定着。6月5日時点でAVGはリーグ8位の.327をマークするなど、今季頭角を現している若手の1人として注目を浴びている。
冒頭で言及した通り、このアルテューベ、とにかく小さい。MLB.conのオフィシャルデータによると身長は5.5フィート(約163cm)となっているが、この手のフィジカルデータはかなりテキトーなので「本当は160cmジャスト」とかいう噂もある。まあいずれにしても、メチャメチャ小さい。ダルビッシュとの身長差、実に約35cm。
ヴェネズエラは伝統的に、小柄ながら抜群の瞬発力とスピードを誇るアスリート性に溢れたセカンド・ショートタイプのプレイヤーを数多く輩出している。アルテューベは、そうしたヴェネズエラ系インフィルダー像の究極形といっても過言ではない。5月2日には、NYメッツの長身リリーバー、J.ラウチ(身長6.11フィート=約211cm)と対戦し、そのシュールな光景が話題になった。両者の身長差、実に約50cm。
Jon Rauch (6-11) vs. Jose Altuve (5-5) (MLB.TV via Getting Blanked)
背が低いバッターの優位性といえば、まず思い浮かぶのが「ストライクゾーンが(物理的に)狭い」こと。ピッチャーからすると通常なら余裕でストライクになる高さが鮮やかにボール判定されるため、小柄なバッターはある程度の選球眼さえあれば有利なカウントに運びやすいし、フォアボールでの出塁機会も増える、はず。しかしアルテューベは、その狭過ぎるストライクゾーンを武器にするどころか、ほとんど四球を選ばない。とにかく打てそうな球がきたらガンガン打ちに行くとフリースウィンガータイプのバッターなのである。71安打中、3HR含む22本が長打(6/5時点)と中々のパンチ力も見せつけていることも考えると、このアルテューベ、まさにD.ペドロイア2世といったところだろうか。ゲームに対するガッツとハッスルプレーも実に瓜二つである。
さて、アルテューベ本人は自身の身長について、どのように考えているのだろうか。メディアから直接そんな質問を受けた本人の答えは、何というか期待を裏切らないものだった。
"I feel like I'm a normal guy. I'm the same size as everybody else when I'm on the field."
「別に普通だよ。フィールドにいるときは他の皆と同じサイズさ」
【ESPN】Jose Altuve just keeps showing up
以前に書いた記事『リトルリーグにペドロイアの精神を』でもまさに展開した話だが、「身長が低いから」「身体が小さいから」といった理由で自分の役割を型にハメず、自分らしいプレースタイルを追求するアティテュードは素晴らしい。「小柄なセカンドベースマン」と聞くと、日本では何となく小技と流し打ちが得意な仕事人というイメージがある(実際にそういう選手が多い)が、本人がその気になればアルテューベやペドロイアのような極めて攻撃的なプレイヤーにもなれるのだ。周囲の期待を良い意味で裏切るユニークなプレイヤー達の存在が、MLBのエンターテイメント性の向上に一役買っている。
メジャーリーグ最強の「チビ」から、しばらく目が離せない。
halvish
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大男中の大男達が凌ぎを削る文字通り