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汚染水漏れ タンクの対策指示8月21日 21時54分
福島第一原子力発電所でタンクから高濃度の汚染水が漏れた問題で、国の原子力規制委員会の作業部会は、敷地内におよそ350基ある同じ構造のタンクからも水漏れが起きるおそれがあるとして、すべてのタンクに水位計を付けて監視することや、今のタンクとは別の保管先を検討するよう指示しました。
21日夜開かれた、福島第一原発の汚染水の問題を検討する原子力規制委員会の作業部会では、専門家などから、流出防止のためタンクの周りに設けられているせきの弁を開けていたのは問題だとする意見や、水漏れを発見するためのパトロールが不十分だったのではないかなどの厳しい意見が相次ぎました。
規制委員会の更田豊志委員は、「敷地内にある同じタイプのタンクからも水漏れが起こると疑わざるをえない」と述べて、東京電力に対し、水漏れをすぐに検知できるよう、すべてのタンクに水位計を取り付けることや、同じ構造のタンクとは別の保管先を検討するよう指示しました。
作業部会は23日に福島第一原発を訪れ、汚染水が漏れたタンクなどを視察することにしています。
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