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【プロ野球】

マートン2発で阪神自力V復活

2013年8月22日 紙面から

◇阪神9−3DeNA

8回阪神無死。阪神 マット・マートンは左越えに勝ち越し本塁打を放つ=横浜スタジアム(撮影・金田祐二)

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 阪神は3点差を追い付かれたが、8回にマートンのソロで勝ち越し。新井良、西岡の連続適時二塁打で3点を加えた。マートンは9回にも2ラン。加藤が4年ぶり勝利。チームは自力優勝が復活。DeNAは阪神戦4連勝でストップ。

 嫌な空気を振り払おうと、阪神・マートンが横浜の夜空に鮮やかなアーチを2度描いた。3点リードから同点に追い付かれて迎えた8回、加賀のど真ん中に甘く入ったスライダーをフルスイングで捉えた。

 左翼席上段に飛び込む10号ソロで再び勝ち越すと、新井良、西岡にもタイムリーが飛び出し、この回計4点の猛攻。9回にも2打席連続の11号2ランを放ち、来日初の1試合2ホーマーで、自力Vの可能性を一夜で復活させた。

 「144試合やっている中で、1試合だけにとらわれてしまうと長いシーズンやっていけない。(気持ちを)切り替えてやっていくつもりでいった」。7年ぶりの屈辱となる7点リードからの逆転負けから一夜明け。落とせない一戦だった。

 2回に先発のスタンリッジの来日初打点となる2点二塁打が飛び出すなど3点をリードしていたが、6回に名手・福留が中村の右前打を後逸するまさかのエラーが絡んで同点に追い付かれた。DeNAの粘り腰に完全に流れを奪われ前夜の悪夢がよぎっていたが、マートンがチームを救った。

 和田監督は「こういうゲームを決めるのがクリーンアップ。4番が良い仕事をしてくれなくちゃね」と、もつれそうだった戦いにケリをつけてくれたマートンに最敬礼。「マイニチ、ファイト、ファイト」とお立ち台で日本語で呼び掛けたマートン。巨人追撃へ、チームを鼓舞し続ける。 (中谷秀樹)

 

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