Updated: Tokyo  2013/08/22 07:53  |  New York  2013/08/21 18:53  |  London  2013/08/21 23:53
 

ブラジル株:ボベスパ指数が続落-FOMC議事録が響く

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  8月21日(ブルームバーグ):21日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が続落。一時は上昇していたが、同日公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で政策当局者が米景気刺激策の縮小を支持していたことが示され、新興市場資産への需要が後退するとの懸念が強まった。

MSCIが集計している10業種の全てが下げ、食肉加工会社JBS は4.9%安。商品関連株が売られ、鉄鉱石生産のヴァーレが1%安。借り入れコストが上昇するとの見方が強まったことから住宅建設株も下げ、ロッシ・レジデンシアル は4.5%安。

同国通貨レアルが2008年来の安値を付けたことから輸出関連の一部は買われ、航空機メーカーのエンブラエル は2.6%高。

ボベスパ指数は前日比0.2%安の50405.20で取引を終了。指数を構成する71銘柄のうち39銘柄が下げた。同指数の取引レンジは0.9%安-1.3%高。レアルはサンパウロ時間午後5時32分(日本時間22日午前5時32分)現在、2.4%安の1ドル=2.4528レアル。

レガン・アドミニストラサン・ジ・レクルソス(サンパウロ)の運用担当者ファウスト・ゴウベイア氏は電話取材に対し、「米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激策の縮小開始に近づいていることから、市場は非常にデリケートになっている」と指摘。「株式にとって、見通しはあまり好ましくはない」と述べた。

原題:Brazilian Stocks Drop as Fed Minutes Show Stimulus CutSupport(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:サンパウロ Ney Hayashi ncruz4@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:David Papadopoulos papadopoulos@bloomberg.net

更新日時: 2013/08/22 07:30 JST

 
 
 
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