米ターゲット:13%減益、売上高も予想に届かず
8月21日(ブルームバーグ):米ディスカウントチェーン店2位、ターゲット の5-7月(第2四半期)決算は前年同期比13%の減益となった。増税や不安定な雇用情勢が影響し、売り上げが伸び悩んだ。
21日の発表資料によると、純利益は6億1100万ドル(約600億円、1株当たり95セント)と、前年同期の7億400万ドル(同1.06ドル)から縮小。1株利益はブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均では95セントだった。ターゲットの5-7月期の売上高は2%増の171億ドルと、アナリスト予想の173億ドルに届かなかった。
厳しい経済情勢や社会保障税の増税で消費者は生活必需品以外の購入を手控えており、ウォルマート・ストアーズ やメーシーズ でも売り上げに影響が及んでいる。一方、住宅市場の回復を追い風に住宅関連用品小売りのホーム・デポやロウズは四半期利益がアナリスト予想を上回った。
ターゲットは通期の1株利益について、同社の予想レンジ4.70-4.90ドルの下限付近になるとの見通しを示した。アナリスト予想は4.74ドル。ジョン・ムリガン最高財務責任者(CFO)が21日、アナリストとの電話会議で述べたところによると、通期の既存店売上高見通しは1%増と、従来予想の2-2.5%増から下方修正された。
ターゲットは第2四半期中にカナダで44店舗を新規出店。その関連経費も減益の要因となったた。カナダ部門は第2四半期利益を1株当たりで21セント押し下げた。第3四半期は1株当たり利益を22セント押し下げると予想されている。カナダでの店舗数は現在68店、米国内は1788店となっている。
原題:Target Profit Falls 13% as Shoppers’ Caution RestrainsSales (3)(抜粋)
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更新日時: 2013/08/22 03:56 JST