米ステープルズ予想以上の減収減益、通期見通し下方修正
[21日 ロイター] - 米事務用品販売大手ステープルズ(SPLS.O: 株価, 企業情報, レポート)が21日発表した第2・四半期(8月3日終了)決算は、減収減益となり市場予想を下回った。
米国内市場では優位を保っているものの、欧州やオーストラリアなど海外での販売が振るわず、通期見通しも下方修正した。
純利益は1億0250万ドル(1株当たり0.16ドル)と、前年同期の1億2040万ドル(同0.18ドル)から減少。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の0.18ドルにも届かなかった。
売上高は2%減の53億1000万ドル。アナリスト予想は53億7000万ドルだった。
海外での売上高は8%減。欧州では来客数の減少や一部店舗閉鎖が影響し、既存店売上高が6%減少した。欧州の景気低迷によって、個人および企業向け販売はそろって落ち込んだ。
通期の業績については、売上高の減少を予想。1ケタ前半の減少率になるとの見通しを示した。5月時点では1ケタ前半の増加になると予想していた。アナリストは、前年の239億ドルから236億4000万ドルに減少すると見込んでいる。
継続事業ベースでの1株利益は1.21─1.25ドルとし、5月時点の予想である1.30─1.35ドルから引き下げた。市場予想は1.32ドル。
米株式市場序盤の取引で、ステープルズの株価は13%超下落した。
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