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米ロウズ5─7月は予想上回る増収増益、通期見通し引き上げ

2013年 08月 21日 22:56 JST
 
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[21日 ロイター] - 米ホームセンター大手ロウズ(LOW.N: 株価, 企業情報, レポート)が21日発表した第2・四半期(8月2日終了)決算は、市場予想を上回る増収増益となった。

住宅市場の回復を手掛かりに、住宅の改築・改装の動きが高まっていることが寄与した。

通期業績見通しも引き上げた。

米株式市場寄り付き前の取引で、ロウズの株価は4.4%上昇した。

純利益は9億4100万ドル(1株当たり0.88ドル)と、前年同期の7億4700万ドル(同0.64ドル)から増加した。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の0.79ドルを上回った。

売上高は10.3%増の157億1000万ドル。市場予想は150億6000万ドルだった。

既存店売上高は9.6%増加した。

2014年1月末までの通期の業績については、売上高が約5%の伸びになるとし、従来予想の4%増から引き上げた。

1株利益は約2.10ドルとし、従来予想の2.05ドルから上方修正した。

個人客だけでなく、業者への販売が堅調だったことは、住宅市場の改善がしっかりと根付きつつあることを示している。

前日発表された競合ホーム・デポ(HD.N: 株価, 企業情報, レポート)の第2・四半期決算も好調で、既存店売上高は1999年以来初めて2ケタの伸び率を記録した。

アナリストの間では、住宅市場の回復がロウズ、ホーム・デポ両社の業績に追い風になることを見込むとしながらも、ホーム・デポが優位性を維持していくとの見方を示している。

業者への販売が全体に占める割合は、ホーム・デポが35%、ロウズは25%。主要都市におけるホーム・デポのエクスポージャーが高いことを踏まえると、ロウズがこの格差を埋めることは容易ではないことが指摘される。

ロウズは今年に入り、連邦破産法11条の適用を申請したカリフォルニア州のホームセンター・チェーン、オーチャード・サプライ・ハードウェア・ストアーズの一部を取得。これまでプレゼンスの低かった同州市場での拡大を狙っている。

 
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8月21日、米ホームセンター大手ロウズが21日発表した第2・四半期(8月2日終了)決算は、市場予想を上回る増収増益となった。写真はカリフォルニア州の同社店舗で2011年8月撮影(2013年 ロイター/Fred Prouser)

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