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緊急地震速報トラブル 受信装置が原因8月21日 17時44分
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今月8日に起きた地震で気象庁が緊急地震速報を発表し、体に感じる揺れが観測されなかった問題の原因は、地震計からデータを受信する装置などの不具合だったことが分かりました。
気象庁は、改修作業に伴ってしばらくは緊急地震速報の発表が本来より数秒から10秒余り、遅れる可能性があるとしています。
今月8日の夕方、和歌山県北部でマグニチュード2.3の地震が発生し、気象庁は、西日本と東日本で強い揺れが予測されるという緊急地震速報を発表しましたが、震度1以上の体に感じる揺れは観測されませんでした。
気象庁が原因を調べた結果、三重県沖の海底にある地震計からデータを受信している静岡県御前崎市の受信装置に不具合があり、送られてきた地震以外の電気的なデータを地震の震動として処理していたことが分かりました。
この装置には、誤ったデータの処理を防ぐソフトウェアも備えられていましたが、うまく機能していなかったということです。
地震の翌日に装置を交換して以降は、誤ったデータの処理は発生していないということです。
ただ、ソフトの改修にはおよそ1か月かかり、この間、海底地震計の運用を停止するため緊急地震速報の発表が本来よりおよそ2秒から12秒ほど遅れる可能性があるということです。
一方、気象庁は、今回のように緊急地震速報を発表した直後に強い揺れがないと分かった場合、どのような方法で発表を修正すべきなのか検討していくことにしています。
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