Updated: Tokyo  2013/08/22 04:05  |  New York  2013/08/21 15:05  |  London  2013/08/21 20:05
 

米中古住宅販売:2009年来の高水準、金利上昇で駆け込み需要

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  8月21日(ブルームバーグ):7月の米中古住宅販売は前月比で増加し、2009年11月以来の高水準となった。住宅ローン金利のさらなる上昇を前に、駆け込み需要が増えた。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した7月の中古住宅販売件数 (季節調整済み、年換算、以下同じ)は、前月比6.5%増加の539万戸。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は515万戸だった。

住宅ローン金利は歴史的にみるとまだ低い水準にあるものの、最近の大幅な上昇により、住宅市場の改善ペースは鈍化する恐れが出てきた。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は21日の記者会見で「金利の上昇で一部の買い手はパニックになった」と指摘。借り入れコストが上昇すれば、通常は購入に対する「切迫感が出る」と述べた。  

7月の中古住宅価格 (中央値)は前年同月比13.7%上昇の21万3500ドルで、伸び率は2005年10月以来の最大。前年同月は18万7800ドルだった。

中古住宅在庫は228万戸と、前月の216万戸から増加。販売に対する在庫比率 は5.1カ月で、前月と変わらず。

原題:Previously Owned U.S. Home Sales Rise to Highest Since2009 (2)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Victoria Stilwell vstilwell1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/08/22 00:54 JST

 
 
 
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