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【経済】

中電管内 電力需要が大幅増 トヨタ操業再開で

2013年8月19日 21時08分

 トヨタ自動車グループが一斉に操業を再開した19日、中部電力管内の最大電力需要は午後2時台に2461万キロワットとなり、1600万〜2千万キロワット台で推移した先週と比べ大幅に増えた。

 トヨタが夏休み中だった1週間前の12日は、最高気温37・1度で最大電力需要は2011万キロワット。19日は最高気温が2・3度下がったにもかかわらず、需要は約450万キロワット増えた。工場で使う電力が大幅に増えたためとみられる。

 中電は採算性などを考えてどの発電所を動かすか毎日決めており、19日に準備した供給力は2642万キロワット。余力を示す予備率は7・3%となり、安定的とされる8%をわずかに下回った。

 中電によると、老朽化した火力発電所などをすべて含めれば、8月に最大で2800万キロワット前後の供給が可能。今週は最大需要を2300万〜2350万キロワットと予想し、フルで動かせば予備率は20%程度を確保できる計算だ。

 ただ、中電管内では夏場に気温が1度上がれば約80万キロワットの需要が増える。中電は不測の事態に備えて「引き続き、できる範囲で節電をお願いしたい」と呼び掛けている。

(中日新聞)

 

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