反日感情をあおる本が米国で大人気
なぜいま、日本軍の捕虜虐待なのか

太平洋戦争で日本兵が捕虜のアメリカ兵に加えた虐待の実態を詳細に描くノンフィクションだ。 アメリカ人の反日感情を確実に高めるに違いない本書が今、アメリカでよく売れている。 ニューヨーク・タイムズ紙の週間ベストセラーリストの単行本ノンフィクション部門でトップ5に13週連続でランクイン。直近は2位に落ちたが、それまでは6週連続でトップだった。

本書は、次のように具体的な数値をあげ、日本による捕虜の扱いが、ナチス・ドイツよりもひどかったと断じている。
「東洋を暴れ回った日本は、想像を超える規模の残虐な行為と死をもたらした。 その最たるものが戦争捕虜の扱いだった。日本はアメリカ兵やイギリス兵、カナダ兵、 ニュージーランド兵、オランダ兵、オーストラリア兵ら約13万2000人を捕虜にした。 そのうち3万6000人近くが死んだ。4人に1人を超える確率だ。特にアメリカ兵の捕虜の待遇がひどかった。 日本に捕らえられた3万4648人のアメリカ兵のうち、37%超に相当する1万2935人が死んだ。 ちなみに、ナチス・ドイツやイタリアに捕らえられたアメリカ兵のうち、死亡したのはわずかに1%だった」

「何千人もの捕虜たちが、殴られたり焼かれたり、銃剣で刺されたり、こん棒で殴られたりして殺され、銃殺され、人体実験で殺され、人食いの風習で生きたまま食われた。ごくわずかしか食事が与えられず、 不潔な食品や水のために、さらに何千人もの捕虜たちが餓死し、亡くなった」

捕虜に対する虐待がなぜ日本軍では日常的に行われたのか、本書は次に引用するように日本軍の特異なカルチャーにその原因の一端をみる。
「当時の日本陸軍では、下士兵に対する殴打は日常的に行われていた。『鉄は熱いうちに打て。兵士は下っ端のうちになぐれ』ということが兵士の間ではよく言われていた。『殴られてはじめて強い兵士ができあがる』とも言われていた。」
兵士たち自身が、日常的に殴られた経験があるため、そのうっぷんが捕虜に向かったというのだ。
しかし、捕虜を虐待していたのだから、東京などへの大空襲や、広島と長崎への原爆投下はしかたがなかったという、論理を展開する点には納得がいかない。

2011年02月20日(Sun) 

捕虜虐待エピソードなどに現在も93歳で元気に暮らすルイス・ザンペリーニという、イタリア系アメリカ人の男性の話を織り交ぜたノンフィクション「UNBROKEN」は、1967生まれのラウラ・ハイレンブランド著(ランダムハウス)だ。「食人の風習」とか言っちゃっている点でどんなレベルの本かは知れたものであるが、こんな本がベストセラーとは、裏を返せば自信喪失の表れであろう。原爆正当化のためなら何でもいいからネタが欲しいアメリカなのはわかるが、ひょっとして「原爆正当化への意思」=「不覚醒への意思」が揺らぎ始めてでもいるのであろうか?

東京裁判は日本を戦争犯罪人国家と認定し、東京大空襲や広島長崎への原爆投下を正当化するための儀式であったに過ぎない。ゆえにそこで出てきた捏造話「南京大虐殺」に込めた「思い」もわれわれは理解できる。日々拡大される南京大虐殺被害者人数、いまだに激しく日本政府に賠償を求める韓国の従軍慰安婦問題もその延長線上にある。捕虜収容所での虐待、虐殺物語も当然そのカテゴリーに入る。

井沢元彦氏の「逆説の日本史14」における忠臣蔵伝説と同じ構図である。
浅野を暗君や統合失調症ではなく名君とするために、あまりにも非常識な殿中での刃傷事件は、きっとそれに釣り合う大きな恨み、抑えきれない憤怒が存在したのだと逆算される。暴発する感情を引き起こすきっかけのすべてが吉良側にあるはずだという根拠のない推測、捏造がなされた。
大衆受けの良い完成された物語の中で、日本人は丸ごと名誉回復がおぼつかない吉良上野介状態にあるのだ。

アメリカは、中国と一緒になって南京大虐殺の規模を吊り上げる必要性があり、韓国・朝鮮と一体となって従軍慰安婦問題の非人道性を世界にプロパガンダする必然性がある。アメリカ自身も、真珠湾攻撃の卑怯さ、非道を訴えなければならず、捕虜収容所も出来ればアウシュビッツ以上に仕立てたい。神風特攻隊の非人間性、腹切りの伝統の精神的異常性を強調し、日本人は非戦闘員もろとも鬼畜集団であると証明したい。さもなければうなされ、悶絶してしまうくらいに原爆投下の極悪非道性、非戦闘員を大量虐殺した冷酷無比な事実は凄まじすぎる。正常な理性が働くのであればなおさらだ。思い出したくもない悪夢であるはずだ。知的作業を集積し、実験動物を遠隔操作で破壊するような、理性的に敢行されたがゆえにおぞましい史上最も凶悪な戦争犯罪である。

アメリカは、対ソビエト戦後政策の立場を有利にするために新兵器のお披露目を焦り、現実の市街、市民を使って原子爆弾のデモンストレーションをしたという、紛れもなく非人道的な大罪を犯した。この罪に真正面から向き合う勇気は彼らにはない。なぜそれほどまでにソ連を恐れたかと言えば、ドイツ(ナチス)を倒したのがソ連だったからにほかならない。
インディアン、アメリカ先住民への仕打ちをどう総括できたかといえば、その時代、彼らは人間とはみなされてはいなかった、病原菌の伝染で死んだ人数の方が多かったかも・・・だけである。人種差別と近代奴隷制度の国アメリカなら、日本人は残虐、狡猾なイエローモンキーであり、極悪非道な類人猿で、人間ではなかったと堂々言い放てないのだろうか?
ことは20世紀中葉の現代に起きた。
発狂すれば言えただろう。いや心底思ってはいるだろう。だが、現代社会では言えるだけ、思うだけでは「国際」社会に対する説得力はない。ゆえにもっと共感を引き出す「国際」軍事裁判という茶番劇や、「ジャーナリズム」の装いで捏造話がバラまかれる必要がある。
ゆえに、われわれは「忠臣蔵」歌舞伎という超ロングランの大衆娯楽を鑑賞しているにすぎないのだ。
それぐらい東京大空襲という市民虐殺も含めた「ヒロシマ」、「ナガサキ」で犯した罪とその贖罪は担うに重すぎるのだ。中和し、出来るなら正当化し、一切の罪を消してくれる敵=悪魔を、その目の前に何度でも召喚したいのである。

太平洋戦争終結後の、このように偏った一方的な土壌の上に、中韓は自らの都合に合わせた勝手な絵を描くことができた。抗日戦争で民間人も無傷であるはずもなく、戦争中の恨みや怒りがなかったとは言わない。ただそれ以上に中国共産党は毛沢東が何千万もの人民を飢え死にさせたことを隠し、もみ消し、葬りたい動機と、恐怖の日帝からの解放にレーゾンデートルをもち、韓国は今もって国家の体をなさぬ国体を立派に見せるための神話建設のさなかにあって、植民地時代をことさらに悲劇的に描き、日本よりも本来は優れた民族であることの朱子学的妄想に基づく捏造誇示と、日本から支援や金をもらうのは物乞いではなく正当な賠償や補償と言い張りたい。それぞれの国内事情が延々と反日理論を再生産する。この点では両国ともアメリカ支持なのだ。
しかも、この反目により、アメリカは極東アジア地域に巨大な連合や統合がなされることを未然に防止できる。中台朝韓日はそれぞれに対立軸を持ち、角突き合わねばならない。アメリカは極東の分断を望む。

これはもうなくならないものだと思った方がいい。世界中に誰ひとり日本の味方はいないのだ。
日本という国は、原爆を落とされて一般市民が大量虐殺されても一切の文句の言えない国である。それほどの悪の権化である。支配者もひどいが国民も凶悪な人非人ばかりだからである。
・・・もはや理性と証拠で反駁、説得できる次元を超えている。
アメリカが滅亡し、中国共産党が崩壊しても燻ぶり続ける伝説と化してしまっている。

未来永劫三行で語る日本史はこうなる。
「かつて極東に鬼が住む日本という島国があって、鬼は近隣諸国に悪さをし、海を隔てた遠くの大国にテロ的奇襲をかけて戦いを挑んだ。その悪行ぶりは筆舌に尽くしがたく、あまりにもひどかったので、人類史上最悪の原子力兵器を2発もお見舞いされたのは後にも先にもこの鬼たちだけなのである。」

これが定めだ。
そうであるなら選択肢は二つ。全世界を敵に回して闘い、世界を征服するか、ジタバタしても事態は変わらないので素知らぬふりをしてヘラヘラ昼行燈を決め込む。
名付けて「ああそうなんですか」外交だ。

「お前らは鬼だ」
「へーさようですか」・・・目を丸くしてください
「お前らはひどいことをしてきた」
「ほう、そうですか」・・・好奇心に満ちた顔を作りましょう
「この食人国家」
「なんと!!これまた!!」・・・と言って片目つむってテヘっと舌を出し、手のひらで自分の額を叩いてください
「原爆落とされたのは当然だ」
「ふーん、そんなもんですかの」・・・茶でも喫して一拍置いてから遠い眼をしてみせましょう
「謝罪と賠償を延々とするべきだ」
「えーっ、そぉーなんですかぁ」・・・人格豹変させます。あっけらかんと笑顔で身をよじって歯をこぼしてみせましょう。もちろん払う気なんてちっともありません。


これで解決。右から左に聞き流す。徹底的に、戦略的にだ。







http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/395c5acabdc9ae5519b26dfdc27b41c2

上記は、日本からの盗品で国家形成したので反日だという趣旨ですね。日本が武装して取り返しに来ることを恐怖しているという・・・ちょっといただけませんね。中韓の建国神話だからと喝破した「特亜の日本呪詛」の方がまだましではないでしょうか?
アメリカによる極東分断工作は確実にあるでしょう。中国の80年代〜90年代の反日運動活発化は、アメリカが1976年に田中角栄を政治的に葬ったことに連動していると言ってもいいです。さらには経済援助を引き出す口実としての反日戦時賠償は、日本から大金を出させて日本の国力を減衰させる工作的意味合いもあったはずですが、たぶんオプション(おまけ、副産物)です。江戸幕府による、大名を参勤交代と公共事業で駆り出しで疲弊させる作戦みたいな・・・。
キシンジャーが熱心に周恩来にかき口説いた「瓶の蓋論」(1971)は、屁理屈で中国に日米安保を承認させつつ日本のアメリカへの一層の属国化を促す目的に他なりませんが、その後、中韓が反日で騒ぎはじめたのは、この屁理屈理論の延長線上でアメリカが教唆してのことだという仮説も成り立ちます。アメリカの中韓へのアドバイスが、「日米安保のおかげで日本は自立した軍隊を持たずに大人しくしているんですよ=ますますアメリカに共依存するように仕向けなさい」なんですから。「経済大国日本は核武装しかねないし、軍事大国化を免れない」という、近隣の中韓が鵜呑みにし、アメリカ自身がいささかも信じていない理屈で、反日運動、反日教育、靖国参拝反対を激化させ、日本を牽制させるとともに、アメリカ軍依存、日米安保依存を強めるアメリカの狙いに他なりません。これが分断工作なのです。
そもそも、ニクソン訪中(1972)で、アメリカは明確に日本抜きで東アジア新秩序構想を進めようとし、別の意味で日本を「瓶の中」に封じ込めました。田中角栄はこれを察知して、先手を打つべく鮮やかでスピーディーな手際で日中国交正常化を果たし、アメリカの描く外交戦略よりも先に中国を承認まで漕ぎつけます(1972)。このようなアメリカを出し抜く独自外交は、日本の戦後外交史上初めてのことです。
アメリカがいかに不快に思い、激怒した分かろうと言うものです。アメリカによる嫌がらせ、日中離反工作がそれ以降活発化します。反日運動は1985年の中曽根元首相の靖国参拝から表面化し、天安門事件(1989)では国内不満をそらすためという、以後既定路線と化す体制維持のための反日スタイルが生まれますが、その根っこにある田中角栄の失権との連動は明らかです。1983年ロッキード事件一審判決、中曽根首相による田中氏の政治的影響力排除宣言、1985年に田中角栄は脳梗塞で倒れました。1989年不出馬表明。1990年政界引退、越山会解散。

素朴な国際的音痴、周恩来や毛沢東はキッシンジャーの寝言を信じたのでしょうか?
おそらくそうではありません。中国はもっとしたたかです。キッシンジャーの説を信じるふりをして日本や欧州を抱き込もうとする戦略が見え透いています。
一方の田中は石油メジャーに対する戦いを挑む独自の資源外交の動きを本格化していきます。その田中が失脚し、病に倒れ、失権する。
1985年に起きたもうひとつの出来事。プラザ合意。
アメリカは現代史の書き手です。決して世界に起きる出来事を成り行きまかせにはしません。

対中戦略と資源エネルギー外交で日本が独自性を発揮することへのアメリカの露骨な警戒感と圧力、阻止。日本の政治家の政治生命、いや肉体的生命など障害とあらば即刻消します。
以後、日本の政治家は事実上この田中伝説に縛られます。「田中ほどの政治家がいとも簡単に葬られた。角栄の足元にも及ばない自分は、適当にアメポチを演じれば身分安泰なわけだな。」
日本の政治状況とはそういうものです。元来、命が惜しい人は政治家になっちゃいけません。

分断工作と日米安保死守は目下の政治課題ですし、アメリカは環太平洋とユーラシアを、アメリカ以外のいずれの国が支配することも断固阻止するのです。
しかし、甘いでしょう。そんなリアルポリティクスで分かりやすい合理的解釈で済ませようとする神経が惰弱です。根性無しのアメポチ正当化論の入口がどうしても欲しい人向きです。
これらにもまして、やはり日本の贖罪はアメリカの贖罪を無用化する効力を持つという論が適切だと私は考えます。これは宗教的な意味で、神が永遠にアメリカ国家の側にあるという信念、God Bless Americaの根拠として神聖に追及されるべき正義と真実であり、それは直ちに「世界史、人類史に刻まれて永遠に残るアメリカの姿」を意味するからです。
日本の武装解除はアメリカの意思であり、日本の永久的贖罪行事もアメリカの意思です。日本が這いつくばって贖罪することでしかアメリカは大罪から救済され得ないのです。
不条理で屈辱的ですが、ベトナム敗戦で、911で、リーマンショックでその心が痛む時、自信とプライドが揺らぐ時、不安と恐怖と罪悪感が頭をもたげるとき、日本は引きずり出されて鞭打たれ、唾を吐かれ、跪かされて地面に額をこすりつけられるのです。



参考資料
【東京裁判は誤りだった】

1.マッカーサー元帥
 昭和25年10月トルーマン大統領に対して「東京裁判は誤りであった」と告白。
さらに昭和26年に米国上院において「日本がおこなった戦争は正当防衛であり侵略戦争ではなかった」と公式に証言。
2.インドのパール判事
 日本が戦争にふみきったのは「侵略のためではなく」独断的な政策をとった西洋諸国によって挑発された為であり、「東京裁判は正義の実現ではなく勝利者による復讐」であるとし、「日本は国際法に照らして無罪である」と主張したが、その主張を法廷で述べることを許されなかった。
3.米国のブレークニー弁護士
 「日本は原爆に対して報復する権利を持つ」とウエッブ裁判長に抗議。
4.豪州のウエップ裁判長
 帰国後「東京裁判は誤りであった」と繰り返し表明。
5.オランダのレーリング判事
 裁判終了後に「東京裁判には法的手続きの不備と南京大虐殺のような事実誤認があったが、裁判中は箝口令がひかれていて言えなかった」と発言。
 また、「私たちは国際法を擁護するために裁判をしていたはずなのに、連合国が国際法を徹底的に踏み躙ったことを、毎日見せ付けられていたからそれは酷いものだった。
 もちろん、勝者と敗者を一緒に裁くことは不可能だった。 まさに復讐劇だった」と述べた。
6.フランスのベルナール判事
 レーリング判事と同様な発言を裁判終了後に公にした。
7.アメリカのキーナン首席検事
 日本糾弾の旗頭キーナンですら裁判が終わった後に「東京裁判は公正なものではなかった」と発言。
8.イギリスの国際法の権威ハンキー卿
 『戦犯裁判の錯誤』という本の中で「日本無罪論のパール判事の主張は絶対に正しい」と明言。
9.イギリス法曹界の権威ビール氏
 『野蛮への接近』という著書のなかで「東京裁判は勝者が敗者に加えた野蛮きわまりない復讐行為である」と断言。


真実の歴史を説き起こすのであれば、日本人は極悪非道な鬼だったのではなく、ソ連との対抗上生贄にされたに過ぎません。ヨーロッパをナチスから解放したのがソ連なのであれば、アジアを日本から解放したのはアメリカであらねばならないからです。アメリカの功績はソ連の手柄以上に誇張されなければならない。この虚構があるかぎり、日本はナチスドイツよりも質の悪い悪魔の役回りです。


6割:東京裁判史観=アメリカの贖罪代行説
3割:アメリカのアジア地域分断支配戦略説
1割:中韓建国神話説
という構成ではないかというのが私の現時点の分析です。朝鮮独立戦争未完説は、中韓建国神話説にに含まれます。アメリカは事あるごとに反日的映画の製作などを後押ししますし、反日的広告や、反日的ノンフィクションと銘打った嘘本を好みます。これが中韓建国神話説には説明ができない欠点があるのです。


もしも大東亜戦争で日本が負けていなかったら、北朝鮮でも足元にも及ばない奇妙で非合理な独裁体制が、現人神を押し頂いて、アジアに君臨していたのかもしれず、国民は不幸であったでしょう。何らかの形でストップをかけなくては軍事独裁的な国家主義が資本主義と共産主義の狭間で、満州から朝鮮半島、台湾東南アジアにおよぶ非民主的体制が核兵器を持ったソビエトと一戦交えていたかもしれません。とり憑かれたような不気味な政治体制を解体したという意味では、敗戦はある意味、幸いであったと認めるにやぶさかではありません(もっと早い方がよかった)。
ですが、南京大虐殺、慰安婦強制連行、朝鮮人強制連行という濡れ衣、汚名は真っ平ごめんです。日本はもともと勝てる見込みのない自衛の戦いに打って出た。敗戦は恥でも屈辱でもありません。意地の悪い反日構造=戦後秩序だというのはごめんこうむりたいだけです。