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国際
中国の新入管法、ビザ更新手続き長期化 外資企業に混乱も
中国で外国人は、国際線のみならず国内航空便への搭乗、高速鉄道など列車への乗車、ホテルの宿泊にもパスポートの提出が求められる。
手続きの長期化により、上海のある日本企業では、内陸部の工場で起きた事故への対応で、担当者を2週間近く現地に派遣できず、生産の一時停止に追い込まれた。また、手続きが間に合わず、一時帰国を断念せざるを得なかったとのケースも相次いで報告されている。
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中国の改正入管法中国で1985年施行の外国人出入国管理法が昨年、27年ぶりに改正され、今年7月1日に施行された。中国在住の外国人は80年の約2万人から2011年には約60万人まで急増。この間外国人の不法入国、不法就労などが急増したとして、居留ビザ規定と処罰を厳格化した。テロ防止など治安維持や税務当局との情報共有も目的とされ、指紋の採取や外国企業への抜き打ち検査を行うこともできる。
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