国際中国の新入管法、ビザ更新手続き長期化 外資企業に混乱も+(1/2ページ)(2013.8.21 22:19

  • [PR]

国際

  • メッセ
  • 印刷

中国の新入管法、ビザ更新手続き長期化 外資企業に混乱も

2013.8.21 22:19 (1/2ページ)中国

 【上海=河崎真澄】中国で働く外国人やその家族の居留ビザ(査証)更新手続きにかかる日数が、7月に施行された改正出入国管理法で従来の5日以内から最長で3週間前後に延び、日本を含む外資系企業の間に混乱が広がっている。更新手続き中は国内でも航空機や列車利用、ホテル宿泊ができなくなるためで、ビジネスに支障が出始めた。

 日系企業約2千社で構成する上海日本商工クラブでは、会員企業に注意を喚起する一方、制度変更で生じた問題点を精査し、日本貿易振興機構(ジェトロ)など関係機関や、欧米の在中商工会議所などとも歩調を合わせ、中国当局への改善要請を検討している。

 改正入管法はすべての外国人が対象で、従来は数日内で審査を終えていた居留ビザの更新手続きが、改正入管法では15営業日に大幅延長された。週末を含め実質的に3週間前後に延びたことになる。

 このほか、日本など本国で、犯罪行為をしていないとの記録証明を求められる場合があるほか、訪問ビザでの中国研修が「不法就労」と認定されるリスクなど、規則適用の厳格化が予想される。9月1日に細則を定めた条例が施行されるが、地方によって細則に差異が生じる恐れもある。

中国で外国人は、ホテルの宿泊にもパスポートの提出が

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital