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米 イスラム神学校制裁対象に8月21日 12時43分
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アメリカ政府は、パキスタンにあるイスラム教の神学校が国際テロ組織のアルカイダや反政府武装勢力のタリバンを支援しているとして、制裁対象にすると発表し、アメリカがテロの温床となっているとみる神学校に対する圧力を強めていく方針です。
アメリカ財務省は20日、パキスタン北西部のペシャワールにあるイスラム教の神学校と、アルカイダの幹部のパキスタン人について、テロ活動を支援しているとして制裁の対象にし、アメリカ国内にある資産の凍結やアメリカ人との取り引きを禁止すると発表しました。
このうち、イスラム教の神学校については、宗教的な教育を装いながら、生徒に過激な思想を植え付け、中には自爆テロを行ったり、爆発物を製造したりするよう訓練された者もいるなど、アルカイダやタリバンなどの訓練施設として使われているとしています。
また、アルカイダの幹部については、ほかのメンバーや死亡したオサマ・ビンラディン容疑者の家族などに対し経済面などで支援してきたとしています。
パキスタン国内の神学校を巡っては、一部の学校がアルカイダなどと深い関わりがあるとして、パキスタン政府も改革を進めてきましたが、その取り組みは十分ではないとの指摘が出ています。
アメリカ財務省は、イスラム教の神学校を制裁の対象にするのは初めてだとしており、テロの温床となっているとみる神学校に対する圧力を強めていく方針です。
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