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WebInspector


WebInspector 5.1

WebInspector(ウェブインスペクター)は、ウェブサイトのアクセシビリティを診断するソフトウェアです。主に高齢者や視覚に障害のある方にとって、重要な問題を指摘します。



アクセシビリティの問題点を指摘し、チェック結果を一覧表示します

チェック対象には「ファイル/フォルダ」または「URL」を指定できますので、ウェブページの作成中だけではなく、公開後のチェックにもご活用いただけます。チェック結果には、チェックしたファイル名と問題点の詳細が表示されます。また、アクセシビリティのガイドラインを表示し、問題点の指摘だけでなく問題の詳細と対処方法を確認することができます。これにより、ホームページ作成者が問題点を理解し、知識を習得することができます。



修正すべき箇所をビジュアルに表示します

修正すべき箇所をビジュアルに表示

チェック結果にある「画面で確認」機能によって、チェック対象のウェブページを実際に画面で確認しながら、修正すべき箇所を赤線の点滅で知ることができます。また文字色と背景色に関する指摘は、色のRGB値だけではなく色のついたチップでビジュアルに表示します。これにより、効率的にサイトの修正を行なうことができます。



JIS X 8341-3(2004年版)に対応したチェックを行ないます

JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 ―情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス― 第3部:ウェブコンテンツ(2004年版)に対応したチェックが可能です。JIS X 8341-3(2004年版)の「5. 開発および制作に関する個別要件」の計39項目中、WebInspectorでは22項目の診断が可能です。JIS規格に沿った診断を行うことにより、より一般性の高いアクセシビリティ改善とサイトの信頼性の確保が可能となります。


富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.0版のチェックにも対応しています

富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.0版に基づいて診断します(第2.0版はJIS X8341-3〈2004年版〉との整合性を重視しつつ、第1.0版公開後に実施した調査、研究内容などをもとに、「制作」工程に加え「企画」「サポート」などで考慮すべき事項をより詳しく、わかりやすく解説しています。さらに一般的に守っていただきたいユーザビリティ的配慮も記述しています)。富士通ウェブ・アクセシビリティ指針の計70項目中、WebInspectorでは25項目の診断が可能です。



WebInspectorの開発履歴

  • 2007年10月25日 Version 5.11 外部スタイルシート使用時における不具合を修正
  • 2007年9月28日 Version 5.1 Windows Vistaに対応
  • 2007年6月8日 Version 5.02 Javaバージョン6に対応
  • 2006年12月1日 Version 5.01 英語版、中国語版、韓国語版をWeb Accessibility Inspectorとして提供開始
  • 2006年5月18日 Version 5.0 診断項目数増加と問題点のビジュアル表示機能化
  • 2005年4月6日 Version 4.01 英語版をWeb Accessibility Inspectorとして提供開始
  • 2004年6月28日 Version 4.0 JIS X 8341-3と富士通指針第2.0版のチェック項目に対応
  • 2004年2月18日 Version 3.0 CSSのチェック機能を搭載
  • 2003年7月20日 Version 2.0 社内限定ツールを経て一般公開を開始
  • 2002年12月27日 Version 1.0 富士通指針第1.0版のチェック項目に対応した社内限定ツールとして誕生