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事件
【福知山花火大会事故】「空、がんばれ」と声かけたが…救助の男性が現場訪問
2013.8.21 22:31
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福知山市の花火大会で起きた露店爆発事故で、京丹波町の小学5年、山名空(そら)君(10)の救助にあたった男性会社員(33)=与謝野町=が21日、事故現場を訪れた。火のついたズボンをうちわで消し止め「空、がんばれ」と声をかけ続けたという。「大丈夫だと思っていたのに…。安らかに眠ってほしい」。救助の一部始終を話した。
男性はベビーカステラの露店の裏にあるコンクリート製の石段を上がったところにブルーシートを敷き、知人女性(41)とともに、花火大会の開始を待っていた。突然前方で「シュー」という音が鳴り、サイダーを振って開けたように、勢いよく液体が噴き出した。
「キャー」。悲鳴が聞こえたとたん、炎が上がった。2人で裏の土手を駆け上がって逃げようとした。同様に駆け上がる人がいた。
その人は髪の毛がちりちりに焼け、上半身の服はすでになく、ズボンまで火が燃え移っていた。男性は持っていたうちわを握りしめ、必死に叩いて消し止めた。男の子だと分かったのは、しばらくしてからだ。斜面の途中で、体育座りのように腰を下ろした。
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