ストロンチウム、基準の100倍 事故後2年間で流出東京電力福島第1原発の建屋などにたまった汚染水が海に流出している問題で、東京電力は21日、事故後約2年間に海に流出の放射性ストロンチウムの量は最大で10兆ベクレルに上るとの試算結果を発表した。放射性セシウムは20兆ベクレルと算出。合わせると保安規定に定められた通常運転時の海への年間放出基準値(トリチウムを除く)の約100倍に相当する。 東電は大量の汚染水がたまっているタービン建屋とつながるトレンチ(地下道)からの流出や、汚染された地下水の流出など複数のパターンを仮定したが、地下水流出などではこの放出量を説明できず、トレンチが主な漏えい経路と結論付けた。 【共同通信】
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