関西電力は２０日、水漏れなどで１９日午前に停止した石炭火力の舞鶴発電所１号機（京都府舞鶴市、出力９０万キロワット）が２２日夜に復旧する見込みになったと発表した。電力需要が高まる２３日午後２時台までにフル稼働にする。水漏れしている配管が判明して修理のめどが立ったほか、漏れた水の湿気で固まった灰を取り除ける見通しになった。

　復旧するまでの２１〜２２日も猛暑が予想されており、関電は、大手電力会社以外の発電事業者からの電力購入を増やして、需給を安定させる方針。供給力に占める需要の比率を示す電力使用率は、２１日には９３％を予想している。２０日の使用率も９３％だった。【久田宏】