スクープ イスタンブール、マドリードに勝利 2020年逆転!オリンピック東京に内定——これで株が上がり、東京は空前の建設ラッシュに。3000万人が日本にやってくる

2013年08月19日(月) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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 競技会場などの施設については、開会式やサッカーなどが行われるメイン会場・オリンピックスタジアムは前回と同じく国立霞ヶ丘競技場を改修して使用。同様に国立代々木競技場や日本武道館も改修して使用する計画になっている。全35会場のうち、15会場はこれら既存施設の改修で対応し、20施設を新設する。

 しかも、この20施設のうち、突貫工事で作られる仮設会場は9施設。残る11施設はオリンピック後も恒久的に使う計画があり、東京が本格的な建築ラッシュに沸くことは間違いない。

 そのなかでも、劇的に変わると見られているのが、お台場である。

インフラは大丈夫か

 大阪商業大学の谷岡一郎学長が言う。

「2020年までにはお台場にカジノが完成しているでしょう。カジノと聞くと単なるギャンブル施設を思い浮かべる人もいますが、国際的には買い物もショーも楽しめる統合型リゾートという感覚です。

 その経済効果は、シンガポールを見ればわかります。カジノが解禁されたシンガポールでは2010年以降、二つのカジノが作られ、それぞれ約5000億円が投資されましたが、すでに投資分は回収、昨年1年で合計6000億円の収益が出たとされています」

 オリンピック観戦に来た外国人観光客がもう一泊してカジノに寄れば、その移動にかかる料金や、食事代、宿泊代も日本に落ちる。谷岡氏によれば、2018年にはお台場カジノが実現する可能性があり、政治評論家の浅川博忠氏も「秋には国会にカジノ実現のための法案が提出される。その直前に東京オリンピック開催が決まれば、追い風になるのは間違いない」と言う。

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