【動画】自動選果されるキュウリ=小川智撮影 |
【小川智】夏から秋にかけて露地栽培される夏秋キュウリで出荷量全国一の福島県。その最大の産地、須賀川市で出荷作業が最盛期を迎えている。JAすかがわ岩瀬のキュウリ選果場「きゅうりん館」では、コンベヤーに並べられたキュウリが等級ごとに箱詰めされている。
キュウリはカメラで撮影して長さや太さ、曲がりや傷の有無などを検査され、自動的に7等階級に選別される。低温による生育の遅れから一時は高値を付けたが、現在は1キロ当たり約200円と平年並みに戻っている。県内のほか関東、関西方面に出荷される。
同JA営農部園芸課長の関根康夫さん(45)は「歯ごたえのあるしっかりしたキュウリに育っています。熱中症対策には塩もみした浅漬けがお薦めです」。作業は10月末まで続く。