米倉涼子（３８）が異色の天才外科医を演じて人気を博した、テレビ朝日系連続ドラマ「ドクターＸ～外科医・大門未知子～」が１０月（放送開始日未定、木曜・後９時）に帰ってくることになった。昨年の民放ドラマでは最高となる平均視聴率１９・１％を記録したヒットドラマ。１年ぶりに帰ってくることになった米倉は「今回も期待を裏切らないお話になっています」と、前作以上の内容にすることをアピールした。
米倉が“ハケンの外科医”大門未知子を演じた「ドクターＸ」が帰ってくる。大学の医局に属さず、病院から病院を渡り歩く―という型破りなフリーの外科医が、たった一人で“白い巨塔”大学病院と戦う姿が痛快だった前作。最終回では２４・４％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録した。米倉は「パート１の後も『きっとまたやるよね』と話していたので、実現して、とてもうれしいです」と、続編決定に喜びのコメントを寄せた。
今回、未知子が乗り込むのは、帝都医科大学付属病院本院。前作の舞台・第三分院より権力闘争や確執、しきたりがはびこる巨大組織だ。ここでも未知子はお構いなし。勤務時間は８時間。雑用はしない、残業やオプション行為すべての報酬を要求する一方、治療には一切の妥協を許さない姿は変わらない。しかも、第１話ではひょんなことから競走馬の手術を引き受ける―など、豪快ぶりは健在だ。
「『外科』と付くものは全てやってしまうスーパー外科医ぶりもパワーアップ。今回も意外性がたっぷりで『こうやってくるだろうな』って思うのを、第１話からしっかり裏切ってくれます。４話まで台本を読みましたが、これから先、どんな手術が出てくるか楽しみでもあり、心配でもあり…。『手術の手さばきなど、しっかり練習し直さないと』と気合を入れているところです」と、米倉は力を込める。
内山聖子ゼネラルプロデューサーも「よりパワフルになった米倉涼子が、より高い巨塔に挑みます。こんなすごい医者、見たことない！ この秋、一番の痛快エンターテインメントをお約束します」とアピールしている。
「大門未知子のすごさもそうなんですが『こんな病気、こんな治し方もある』というセカンドオピニオン的な見方もいい。難しい病気でも『失敗しない』大門未知子が壮快に治してくれますので、楽しみに見てください」と米倉。決めゼリフの「私、失敗しないので！」が、また視聴者を引き付けそうだ。
◆前回の「ドクターＸ―」のあらすじ 医師不足に悩む「帝都医科大学第三病院」にフリーランスの女医・未知子（米倉）がやってくる。勤務外労働はしない、権力闘争には関わらないなど、型破りな「ハケンの医師」ながら、キューバ軍医、船医時代に磨いた医療の腕は超一流。術式の確立されていない難手術を次々と成功させながら、大病院という権力に立ち向かっていく。
[2013/8/20-06:01 スポーツ報知]