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◆陸上 世界選手権最終日(18日、モスクワ) 男子400メートルリレーで日本史上最年少入賞を果たした桐生祥秀(17)=洛南高=は19日、当地を出発して帰国の途についた。かねて「世界陸上後に進路を決定する」と話し、進学先として東洋大と慶大、法大の3校に絞ったもようだ。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)は400メートルリレーも制し、100メートル、200メートルと合わせた3冠を達成した。
帰路につく桐生は、晴れやかな表情だった。「また世界に行こうという気持ちになった。今回の経験はプラスになると思う。来年は世界ジュニア(選手権、米国)に出たい」と次なる目標に目を向けた。第1走を務めた18日の400メートルリレーは7番目にゴールし、英国の失格で6位入賞。日本史上最年少入賞を果たした。10月の国体(東京)まで休養を入れる予定だが、その前に“大仕事”が待っている。
4月の織田記念で日本歴代2位の10秒01を記録して以降、進学を希望する桐生を巡って全国の大学が争奪戦を繰り広げてきた。本人は「世界陸上後に決めたい」と話していたが、関係者によると東洋大、慶大、法大の3校が候補に残っており、中でも東洋大が急浮上しているという。
東洋大陸上部は箱根駅伝では過去5大会で3度総合優勝する強豪で、ここにきて短距離の強化にも着手。埼玉・川越の練習場の他、11年に東京・板橋区に総合スポーツセンターを完成させた。日本代表の拠点となる味の素NTC(北区)が徒歩5分という立地で、練習環境は整っている。水泳部には世界水泳で銀メダルを獲得した萩野公介(19)や平泳ぎの世界記録保持者・山口観弘(18)も在籍。「20年五輪の顔」として刺激し合える10代選手の存在も大きな魅力という。
現状で桐生サイドは、正式な返事はどこにも出していない。実は、慶大の100メートルのライバル・山県亮太(21)も“争奪戦”に参戦。桐生が出場した6月の高校総体近畿大会のスタンドに、勧誘のためサングラスとマスクで変装し極秘訪問。「慶応の魅力は話した」という。為末大氏(元400メートル障害銅メダリスト)らを輩出した短距離の名門・法大も含め、三つどもえの状況だ。
10日の男子100メートルで予選落ちした後は、「高校までは基礎を磨き、大学に入ってから技術を磨いていきたい」と語っていたワンダーボーイ。世界との差を埋めるべく大事な4年間を過ごす“学舎”を、まもなく決定する。
(2013年8月20日06時02分 スポーツ報知)
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