このページは「旧原子力安全・保安院」より提供された情報です。
放射線の生物学的作用が原因となって生じる障害。放射線により生体の細胞や組織が変化し、細胞の分裂阻害、変異、死滅、組織の破壊などの現象が生じ、これらが直接あるいは間接の原因となる。比較的早期に見られる早発性障害と、相当に期間がたってから現れる晩発性障害 など、急性/慢性、確率的/確定的、身体的/遺伝的、分子/細胞・臓器別に区別される。早発性障害には、吐き気、嘔吐、全身倦怠、白血球増加、リンパ球 の増加、白血球減少、皮膚の色素沈着、脱毛、紅斑などがあり、晩発性障害には、老化現象、発癌、寿命短縮、悪性貧血、白血病 、赤血球減少、血小板減少、皮膚の萎縮白斑などがある。
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