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15日に起きた京都府福知山市の花火大会での露店爆発事故で、全身にやけどを負い、手当てを受けていた同府京丹波町の小学5年生・山名空(そら)君(10)と、大阪府高槻市の黒田直希さん(35)が19日、それぞれが入院していた病院で死亡した。17日には、京丹波町の竹内弘美さん(44)が亡くなっており、事故の犠牲者は3人となった。
知人らによると、山名君は竹内さんの知り合いの孫で、少年野球のチームメートらと一緒に花火大会会場を訪れていた。2人は、火元のベビーカステラを売る露店の後ろ側に置いていた自家発電機とガソリン入りの携行缶の至近距離で被害に遭ったとみられ、京都府警は詳しい状況について調べている。
目撃者は「女性が男の子の上に覆いかぶさるようにして、火から守っている姿が見えた」と話しており、竹内さんが山名君をかばったとみられる。山名君は全身の60%に重いやけどを負い、綾部市立病院に入院。府警によると「いくつものハードルがあるが、落ち着けば手術ができる」(医師)状態だったが、京都府立医大病院に転院した後、容体が悪化した。府警によると、山名君の死因は検視の結果、「重症熱傷」と判明した。竹内さんは「循環血液量減少性ショック」で亡くなった。
19日の府警のまとめによると、ほかに2~85歳の57人がけがをし、うち約30人が京都、大阪、兵庫の計15病院に入院中。このうち8歳の女児と13歳の少年の症状が重い。
事故は花火大会が始まる15日午後7時半ごろ、福知山市の由良川西岸に設けられたメーン会場で発生した。府警は、ベビーカステラ店の男性店主(38)が、ガソリンが噴き出した携行缶を鉄板の方に向けたことで引火し、1回目の爆発が起きたとみている。2回目の爆発については、自家発電機の中に残っていたガソリンに引火して起きた可能性があるという。
府警は、重傷で入院している店主の回復を待ち、業務上過失致死傷の疑いで詳しく事情を聞く方針だが、症状が重く、めどが立っていない。
◆消防庁、露店業者指導を通知
花火大会実行委員会は19日、被害者対応窓口を設置。京都府と同府福知山市は20日から、花火大会での露店爆発事故の被害者や家族、目撃者らを対象とした「こころの相談窓口」を設け、心身の不調に関する相談の受け付けを始める。
また総務省消防庁は、発電機の燃料に使用されるガソリンの安全な取り扱いについて、露天業者を指導するよう都道府県と全国の消防本部に通知した。
(2013年8月20日06時03分 スポーツ報知)
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