タンク汚染水300トン漏えい 8千万ベクレルの高濃度東京電力福島第1原発(右上)と汚染水を貯蔵するタンク(左下)=3月 福島第1原発の地上タンク周辺で汚染水の水たまりが見つかった問題で、東京電力は20日、タンクからの漏えいを認めた上で、漏えい量が約300トンに上るとの見解を示した。漏えいした汚染水から、ストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり8千万ベクレルと極めて高濃度で検出された。 原子力規制委員会は19日、漏えいを国際的な事故評価尺度のレベル1(逸脱)と暫定評価し、汚染水が付近の排水溝から海に流出していないか調べるよう東電に指示していた。 【共同通信】
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