【夏の甲子園】富山第一ナイン帰郷、高森主将「来年も後輩が甲子園出ます」

大阪市内の宿舎をバスで出発する高森主将（中央）ら富山第一ナイン

　第９５回全国高校野球選手権記念大会の準々決勝で惜敗し、富山県勢初の夏の甲子園４強を逃した富山第一ナインが２０日、帰郷のため大阪市内の宿舎を出発した。

　１９日の延岡学園（宮崎）戦は、延長１１回の末にサヨナラ負けに終わったが、一夜明けて選手たちはスッキリした表情。高森啓之主将（３年）は１８泊１９日を過ごした宿舎で「来年も後輩が甲子園に出ますので、その時はまたお世話になります」と力強くあいさつした。

　甲子園初出場から、県勢４０年ぶりの８強進出まで躍進し、東京国体（９月２９日～１０月３日）の出場も決定。黒田学監督（３２）は「３年生もこれまで通りに練習します。その方が新チームの１、２年生にとってもいいと思うので」と初の国体にも力を尽くす決意を明かした。