【阿部朋美】北九州市若松区と戸畑区を結ぶつり橋「若戸大橋」の上で6月、衰弱した子ネコが見つかり、橋を管理する市道路公社の職員が助け出した。公社によると、この数年、年間30匹ほどの子ネコが橋で保護されているという。海面から高さ約40メートルの歩行者が入れない道路の橋。誰が、何の目的で子ネコを置き去りにするのか。
特集:どうぶつ新聞6月22日。「橋にネコがいる」との連絡が、若戸大橋の料金所に橋の利用者から入った。パトロールしていた公社の車両が、倒れていた子ネコを発見。生後2カ月くらいのオスで、車にひかれたのか足が動かず、歩くこともままならなかった。
病院で治療を受け、いまでは足を引きずりながらも元気にエサを食べるまでに快復。体重も増え、優しい顔つきに変わったという。