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【大リーグ】A−ロッドが3安打2打点で勝利に貢献 “故意”死球に特大弾で報復2013年8月20日 紙面から ◇ヤンキース9−6レッドソックス【ボストン穐村賢】“故意”死球の借りは倍返しだぁ!! ヤンキースのアレックス・ロドリゲス三塁手(38)=通称A−ロッド=は18日(日本時間19日)、敵地でのレッドソックス戦に5番三塁でフル出場し、今季2号ソロを含む4打数3安打2打点の活躍で3連戦勝ち越しに大きく貢献した。2回の第1打席で、相手先発ライアン・デンプスター(36)から左肘に死球を受けたが、バットで報復してみせた。薬物規定違反による出場停止処分をめぐり、大リーグ機構との場外乱闘を続ける大砲への風当たりはグラウンド内外でなお強いが、それとこれとは別。理不尽な仕打ちには、某人気ドラマの主人公よろしく、倍、いや3倍返しだぁ!! やられたままでは終わらせない。2回の打席でデンプスターから明らかに故意とみられる死球を受けたA−ロッドが、6回の第3打席に特大弾でやり返した。 センター中段に飛び込んだ打球を見届けた主砲は一塁を回ったところで大きく手をたたくと、「見たか!」とばかりに大声でほえた。2回の死球をめぐり、一触即発の空気が充満するなど異様な雰囲気の中での本塁打を振り返り、A−ロッドは「俺のことを嫌っていたとしても、あのやり方は間違っている。最高の仕返しになった」と目をぎらつかせた。 ジラルディ監督の退場が闘志に火をつけた。死球を受けた直後に猛然とベンチから飛び出し、審判へ猛抗議。「その前の3球も怪しかった。あってはならないこと。デンプスターを出場停止にするべきだ」と試合後も興奮収まらずまくし立てた部下思いの指揮官を意気に感じた。 他の選手らの反応も早く、一斉にベンチを飛び出し、レ軍選手とにらみ合った。いつもは冷静沈着なイチロー外野手(39)も「(死球を)やる理由がないし、1球(狙って)外してもう1回はないでしょ。一発退場だと思いますよ。あれはない」と珍しく怒りをあらわにした。仲間の熱い後押しにA−ロッドは「ばかげた行為にチームメートたちが反応してくれた」と感謝しきりだった。 本塁打以外の打席でも2安打で今季初の“猛打賞”。大事な3連戦に勝ち越したことで自然と舌も滑らかになる。「デンプスターを出場停止処分にするべきかって? 出場停止について俺に聞くなんて、人を間違っているんじゃないか」と薬物規定違反から211試合の出場停止処分を受けている自身の自虐ネタで報道陣を笑わせる余裕も見せた。 両軍の直接対決は今季まだ7試合も残る。以前からライバル心が強い宿敵同士だったが、今回の死球で新たな遺恨が生まれる中、今後もひともんちゃく、ふたもんちゃく必至の情勢。ヤ軍がポストシーズンに進出するには、レ軍はたたいておかなければならない同地区の首位チームでもあり、より熱を帯びた激戦が予想される。 PR情報
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