ただ繰りかえされる物語 (マーサー)

一応主人公は三人いるのでその一人です!
皆さんが楽しんでいけたら嬉しいです!



合コンがしたいです!

舞台は大都市柳原

たくさんの人が埋め尽くされるこの町はいつもの日常が繰り返される。

今日の空も雲一つもない澄んだ青色をしている。

心に悩みを持つ若者達が傷つき笑い合うそんな群衆劇。

この物語には始まりも終わりもないただ繰り返される物語。










???side

いやぁ始めまして僕の名前は雨崎 集人っていうんだ。気軽に集ちゃんって読んでいいんだよ!
えっ?別にいい?集ちゃんショックだよ~~!?
っと話は戻して職業は夢とロマンを求めるフリーターで生活の生計を支えてます♪
今は喫茶店ペルセウスのバイトに向かう途中なのです。

「おまたせこんにちは~!皆のロマンのアイドル雨崎 集人だよ~!いつもの行くよ~!せ~の!」

「黙りなさい……」

ハイ黙ります。
メイド風ウェイトレスを着たクールビューティーな高峯のあさんの冷たいツッコミとジト目が僕の心を癒し…じゃない!抉ってく。ちょっと待って一応言っとくけど僕はMじゃないからね!?






そのあとウェイトレスに着替えた僕は喫茶店の中でそこそこのバイトをした。今日はお客さんが常連客だけだったからやりやすかったし

休憩時間僕はカウンターに座り自分で入れたコーヒーを飲んでいた。

「……合コンがしたい。」

カウンター越しにダンディなお髭なペルセウスのマスターがカッコよくグラスを磨きながら呟く
それに僕は即座に反応する。

「賛成賛成大賛成!さすがマスター!伊達にたくさんの女を遊んでましたね!」

「ハッハッハ!違うぞ女を遊んだじゃない。女にあそばれてたんだ!」

「「ハッハッハ!」」

こちら僕と一緒に大笑いしてるのはペルセウスの店長である宇原 狩男
年齢は34の独身で女の子とロマンが大好きな男だ。

「……そういえばマスターって今年で結婚するんでしょ?」

そしてマスターに冷静に突っ込むのはいつもペルセウスの常連客として来てくれるクールでイケメンの大谷 甲斐君でこの冷静なツッコミが彼の武器である。
って

「マスター!?結婚ですか!?嘘ですよね!?間違って二次元の女の子と結婚したとか止めてくださいよ!?」

結構心配で今でもエロゲーをやってるマスターを見る

「プッ…集ちゃんそれホントに危ない人だよ。大丈夫だよちゃんとした三次元だよ。」

耐えられず笑う甲斐くん

「良かった…マスターがもう手遅れになったかと……」

本気でほっとする僕

「ハッハッハ!よしお前らが今まで俺のことどう見てきたか分かった気がするぞ!」

マスターの目から汗が出ていた。涙じゃないと僕は信じたい。
そしてマスターがコホンと咳払いして

「つまり結婚するのだが結婚したら女遊びが出来ないからこそ!」

ギュッと握り拳を作るマスター

「なるほど!マスター結婚する前に女遊びですね!憧れますマスター!」

合コンが出来るのでノリノリの僕

「てかいいの?合コンなんかして結婚するまえに問題になるんじゃない?」

と冷静にツッコミを入れる甲斐くん

「いいか甲斐、別に俺はホテル連れ込んで生殖行動したいんじゃない。合コンがやりたいだけでガールズトークをしたいだけだ!」

ロマンと愛に生きるマスターは燃えていた

「イェーイ!ガールズトーク!」

それに対してノリノリな僕!

「別に俺は構わないけど…相手のほうは大丈夫なの?」

「ああ大丈夫だ!確認はしっかりとった!」

いつの間にか甲斐くんも参加することに合コンだけどそういえば!

「そういえばマスター!?相手さんはどんな方なんですか?OL?婦警?ナース?それとも幼稚園の先生ですか!?」

マスターにズイズイ近づく僕は気になって仕方がない!

「ハッハッハ!まあ落ち着け集。相手は知り合いの会社の秘書さんだ!」

「へぇ~そうなんだ?でもよく結婚したね?」

「それはだな……」

マスターが後ろを向きしぶしぶ語る

「最初は知り合いの紹介の見合いだった。そして見合いが終わり夜のバーでそのまま二人きりになり…そのままホテルにGOしたんだ。」

「ちょっと待って!?マスターなんでそのままGOしたの?見合いのあとで!?」
「集ちゃんツッコンでも無意味だと思うよ?」

元々マスターのことわかってる僕は仕方なく甲斐くんと続きを聞くことにした僕、マスターはそのまま後ろ向きでまた語る

「そして熱い夜を過ごした二人の間に新しい命が生まれた。」

えっ?ちょっと待って…それって
「出来ちゃった婚じゃないのそれ?」

「……………」

無言のままのマスター

「「…………」」

無言のままの僕達が思ったのは責任がもてるまで避妊はしっかりしようだった。







「というわけで男子メンバーは揃ったから女性メンバーだな!」

「ガールズトークやりたいなら別にペルセウスのバイト生でもよくない?」

確かにこれは合コンでもマスターがガールズトークがやりたいという目的だけで僕も甲斐くんも彼女が欲しいわけでもないならいつも働いている人達とガールズトークしてもいいと思う。やっぱり知っている人ワイワイしたいしね!

「マスター僕もバイトの女の子達と合コンしたいです!やっぱり相手は知っているほうが楽しいと思います!」

「…………」

腕組みで考えるマスター
駄目か?

「フッ……分かった!だが集お前が女性メンバーを誘えよ!それがお前のミッションだ!」

「わっかりました!!このロマンと愛に生きる男雨崎 集人!この身に変えても女性メンバー集めてきます!」

椅子から勢いよく立ち上がり集めにいくため走ろうとする僕

「ちなみに合コンはここの店で明日の午後8時だ!」
「了解です!マスター!」
そのまま女性メンバーの所にいく僕を見送る甲斐くんは呟く

「ホントにここはいつ来ても楽しいね~」








女性メンバーを誘え!という任務与えられた僕だったが…

「…………」

「あののあさんいつの間にいたんですか?」

後ろにはクールビューティーandミステリアスでペルセウスで有名な高峯のあさんが居た。
少し心臓にわるいのでいきなりは現れないでください…

「どうしたの?鳩にスナイパーライフルぶちこまれた顔をして?」

鳩に対してなんていう武器使ってんだこの人!?

「それをいうなら鳩に豆鉄砲でしょ?なぜスナイパーライフルなんですか?あっのあさん明日なんですけど」

ちょうど良かったと思い合コンにのあさんを誘おうとしたら

「明日の8時にこの店で合コンね?いくわ」

「即答!?しかもなんで合コンがあるの知ってるんですか!?」

「あら?貴方の顔に書いてあるわよ。僕は虐められると嬉しいからもっと虐めてのあさんってびっしり」

「まったく合コン関係ないじゃないですか!?しかも僕はMじゃないですよ!?」

「大丈夫よ貴方が望むなら気がすむまで虐めてあげるわ」

「まったく人の話聞いてないよ!?言葉のキャッチボールしようよのあさん!」
「そう貴方はキャッチャーミットなしで100マイルを受けるのね。分かったわ貴方の望み通りにするわ」

「そんなことしたら僕の命が危ない!?」

「冗談はこれくらいにしといて合コンの話ならいくわ」

流石にのあさんのこれ以上はやめて本題に入った。

「でものあさんなんで知ってるんですか?」

のあさんいつもの真顔で

「あら近くにいたわよあの場に…」

「えっ?居ましたあの場に?」

可笑しいな居なかったような気がするけど

「貴方のう・し・ろに……」

「奴が後ろにいた!?」

ホントだったらマジで恐い!

「冗談よ…ドリンクを作る時に最後のほうを聞いたわ」

「あっそうですか。なら納得ですね。」

「えぇ因みに誰を誘うのかしら?私が最初のほうみたいだから」

「えっととりあえずバイトの女性メンバーはのあさん含めバイト全員誘うつもりです。」

「そう…楽しみね……」

少し笑うのあさん
いつも真顔で無表情ののあさんが笑う顔は破壊力抜群だ。少し照れる僕は

「じゃあ僕は他のメンバー誘ってきますね!」

と僕はのあさんから立ち去ろうする。

「…………」

「…………」

いやなんでついてきてるんですかのあさん?

「なんでいるんですかのあさん?」

「今はお客さん少ないし別に貴方が女性メンバーの誘って失敗する所を見る為ではないわよ?」

「絶対にそれが理由ですよね!?」

「あら冗談よ。貴方は冗談も通じないかしら?」

「じゃあ冗談ならなんでついてくるんですか?」

のあさんはいつもの真顔で言う。

「あら貴方と一緒に居たいのに理由がいるかしら?」
真顔で女性にそんなこといわれたら断れないに決まってるじゃないか!!

「ハァ~~~」

結局のあさんは僕のガールズハントについていくことになった。
なんかご機嫌なのあさんを見てのあさんにはかなわないなと思う僕だった。



???side



大都市柳原は夜になれば昼とは違う街になる。その街の人混みの中に歩くなんでも屋の若者がいた。
次の物語はそんな若者の話



アンケートとしてペルセウスに出てくる女性バイトと出て来て欲しいモバマスキャラを募集中です。
感想欄に書いてくれたら一応意見尊重しますが、出てこないかもしれません。

意見・誤字脱字・アンケート待ってます!


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