福島第1原発:2作業員被ばく 1平方センチ13ベクレル
毎日新聞 2013年08月19日 23時29分
東電は19日、福島第1原発の敷地内で、免震重要棟前でバスに乗車した40代と50代の男性作業員計2人の頭部から最大1平方センチ当たり13ベクレル(国の管理基準は40ベクレル)の放射性物質を検出したと発表した。2人とも内部被ばくはないという。
東電によると、免震重要棟前の大気中のちりを採取して測定したところ、放射性セシウム濃度が東電の定める警報基準の約8倍に上昇していた。
12日にも免震重要棟前で、バスを待っていた作業員10人が被ばくし、熱中症対策のためのミストシャワー(噴霧器)が汚染源とみられているが、今回は作動させていなかった。【渡辺諒】