- [PR]
できごと
【福知山花火大会事故】火元露店裏の階段付近に死傷者集中 人気の見物スポット
2013.8.20 07:58
京都府福知山市の花火大会で起きた露店爆発事故で、やけどによる死傷者のほとんどが最初の爆発時に露店裏のコンクリート製階段にいた見物客とみられることが19日、京都府警への取材でわかった。階段付近は、地元住民の間で花火がよく見えると人気のスポットで、花火の打ち上げ直前だった当時は大勢の見物客でにぎわっていた。府警は出火原因や被害拡大の要因を明らかにするため、目撃者からの聞き取りを本格化させており、死傷者がやけどを負った場所の特定を進めている。
府警によると、聞き取りの結果、爆発で重いやけどを負った人のほとんどが、火元になったベビーカステラの露店裏の階段付近に集中していたことが判明。階段付近には爆発したガソリンの携行缶や発電機が置かれていた。
府警関係者によると、露店の男性店主(38)が発電機に給油するため、携行缶内部の圧力を下げないままふたを開け、ガソリンが噴出。見物客にかかり、被害を広げた可能性が高い。
「最初の爆発時に炎が約4メートル上がった」という目撃証言もあり、府警は、周囲に飛び散ったガソリンに一気に引火して最初の爆発が起き、ほとんどの負傷者がこの1回目の爆発でやけどを負ったとみている。
2回目の爆発について、府警は発電機に残っていたガソリンに引火した可能性が高いとみているが、見物客らが階段付近に敷いていたレジャーシートが焼け、爆発につながった可能性がある。
地元住民によると、この階段付近は、花火が間近で楽しめる絶好のスポットとして知られ、前日から場所取りをするシートで埋め尽くされていた。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]