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富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
日本工業規格 JIS X8341-3
高齢者・障害者等配慮設計指針との関係

富士通ウェブ・アクセシビリティ指針は、2002年の公開以来、数多くのお客様から、そのわかりやすさと、実効性の高さについて、高い評価をいただきました。

その高い実績により、「JIS X8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ(以下、JIS X8341-3と省略)」の検討にも、例示の充実した富士通ウェブ・アクセシビリティ指針が参考にされました。

JISの要求事項と指針の項目

富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第1.01版は、主にウェブコンテンツを制作する際に配慮すべき内容を 49項目にわたり提示しました。
これに対し、JIS X8341-3では、ウェブコンテンツを企画・設計・開発・制作・保守及び運用するときに配慮すべき要件を指針として明示しています。

今回提示する、富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.01版では、JIS X8341-3との整合性を重視しつつ、第1.01版公開後に実施した調査、研究内容などをもとに、「制作」工程に加え「企画」「運営」などで考慮すべき要件をより詳しく、わかりやすく解説しています。さらに一般的に守っていただきたいユーザビリティ的配慮も記述しています。

JISの優先度と指針の優先度

JIS X8341-3では、各項目をJIS Z8301:2000(規格票の様式)で規定された

  • "指示または要求" としての「・・・しなければならない」
  • "推奨" としての「・・・することが望ましい」

の 2段階に分け、前者を守るべき「必須事項」とし、後者を「推奨事項」と位置づけています。
これに対して、富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.01版では、優先度を 3段階にし、「優先度1」がもっとも高い優先度であることを示します。

JIS X8341-3の「必須」は、富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.01版の「優先度1」に対応し、「推奨」は、「優先度2」もしくは「優先度3」に対応しています。

JISの優先度と指針の優先度の対応表
富士通 JIS X8341-3 意味
優先度 1 必須事項
・・・しなければならない(指示または要求)
shall
優先度 2 推奨事項
・・・することが望ましい(推奨)
should
優先度 3

JISと指針の使い分け

高齢者・障害者に限らず、より一般的に見やすさ、使いやすさを向上したいとお考えの方は、富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.01版を参照してください。
また、JIS X8341-3 の内容をより理解するために、富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.01版をご活用いただくことも可能です。第2.01版では、項目ごとにわかりやすい例示をつけ、同項目に関する問題点や対応した場合の効果なども説明しています。

なお、JIS X8341-3 には、高齢者、障害のある人及び一時的な障害のある人が、ウェブコンテンツを利用するときに、ウェブコンテンツが備えていなければならない基本的な要件が規定されています。富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.01版とあわせて、ご一読いただくことをお勧めいたします。

ホームページでJIS規格本文を参照する方法

日本工業標準調査会(JISC)( http://www.jisc.go.jp/ )のホームページで、「Search」の[JIS検索]ボタンをクリックし、「JIS規格番号検索」に「X8341-3」と入力してください。
[詳細表示]ボタンをクリックすれば、本文を参照できます。

ホームページからJIS規格本文を購入する場合

財団法人日本規格協会(JSA)( http://www.jsa.or.jp/ )のホームページで、「JSA Web Store( http://www.webstore.jsa.or.jp/ )」をクリックします。
「Search」の[JIS検索]ボタンをクリックし、「JIS規格番号検索」に「X8341-3」と入力してください。規格本文のPDFデータ、および冊子を購入できます。