富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
1. ウェブコンテンツに関する規格や技術仕様を守る。
前提となる注意点
解説
ウェブコンテンツは、各種のブラウザやOS・支援技術(注)などとの連携によって利用者に提供されます。
広く一般に定められた規格や技術仕様(HTML文法など)に準拠することで、ウェブサイトを有効に利用することができます。
「JIS X8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ」の場合、5.1aとして規定されています。
(注)支援技術
障害のある人が、IT機器などを利用できるようにする技術のことです。
音声ブラウザや画面拡大ソフト、キーボードエミュレータやジョイスティックマウスなどがあります。アシスティブテクノロジー(Assistive Technology)とも言います。
事例と実装
- HTMLやCSSなど、W3C(World Wide Web Consortium)で検討している技術は、W3Cが公式に発表している正しい文法で記述する。
W3Cで廃棄予定または推奨していない技術は使用しない。
- FlashやPDFなど、特定の企業が推進している技術は、それぞれの企業が公式に発表している規格や仕様を守る。
- ブラウザや音声読み上げソフトなどの支援技術との整合性に考慮すること。
特定のブラウザや音声読み上げソフトの固有の問題で不具合が生じる場合は考慮しなくともよい。
- HTMLのコーディングにおいて、不要な記述はなるべく避けること。
例えば、HTMLを修正する過程で文字や画像を囲んでいない<a>(リンク)タグが残ってしまうことがある。このような不要なタグは、コンテンツを表示したり操作するうえで不都合が生じる恐れがあるため削除しておく。
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