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富士通ウェブ・アクセシビリティ指針

5. アクセシビリティを効率的かつ効果的に維持できるよう企画・設計する。

優先度1  プロセスに関する指針  |   企画・設計工程

解説

制作工程で、各ページ単位でアクセシビリティの対策を考えても、サイト全体のアクセシビリティを均一に保つことは困難です。また、効率的にすべてのアクセシビリティの要件を満たすことが難しくなります。

企画工程から、サイト全体で共通とするアクセシビリティの方針を定め、できるだけ早いうちに具体的に反映しておきます。

事例と実装

  • サイトもしくはコンテンツ全体の品質について責任の所在を明確にしておく。
    責任を持つ組織は、評価・検証を適宜行い、修正の指示や公開を止める権限を持つ。
  • CMS(Content Management System)など、ウェブコンテンツを自動的に管理、生成するソフトウェアを採用する場合は、アクセシビリティの維持、管理を効率的に行えるものを採用する。
    例えば、コンテンツを登録する画面で、アクセシビリティ・チェック機能を利用できるソフトウェアを採用する。
  • サイト全体で共通に使用するフォーマット(画面デザイン・HTMLテンプレートなど)を設計する場合は、アクセシビリティについて考慮し、設計することが望ましい。
  • 自動的にアクセシビリティを確保できるような編集ツールが存在する場合は、その使用を制作者に義務づけるか、アクセシビリティのチェックツールが存在する場合は、その使用を制作者に義務づけることが望ましい。

対応するJIS:6.1(必須)