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富士通ウェブ・アクセシビリティ指針

61. 記号や省略表記を使用する場合は、音声での読み上げに配慮する。

優先度1  仕様に関する指針 <テキスト>  |   設計・制作・運営工程

解説

テキストの記号は、音声ブラウザでは意図通りに読み上げないことがあります。
重要な情報を示すのに、記号だけを使用することは避けてください。
特に、絵文字(ASCIIアート)は意図どおり読み上げません。絵文字は使わず、文字や画像に置き換えてください。

「○」「×」(マルやバツの記号)は読み上げないことがあります。画像とし、alt属性で「まる」「ばつ」を指定すれば、音声ブラウザでも内容を正しく理解できます。

事例と実装

  • 注釈は、「*」「※」(コメジルシやアスタリスク)を使用せず、(注1)などと、記述する。
  • 曜日は、省略表記を行わない。「 (日)」ではなく、「日曜日」と表記する。
  • 日付け表記の「/」「/」(スラッシュ)は、分数で読み上げるため、「月」や「日」の漢字を使用し、日本語で記述する。
  • 期間、範囲を示す場合は、「~」を使用すること。「-」を利用した場合、「から」と読み上げず、内容を把握しにくい。
  • 上記以外で、音声ブラウザが意図通り読み上げない場合、可能な範囲で対処することが望ましい。

悪い例1: 意図した通り読み上げない

良い例1: 誤解なく情報が伝わる


悪い例2: 「○」「×」「△」のテキストで情報を示している

良い例2: 「○」「×」「△」を画像で提供し、それぞれの alt属性で情報の内容を示す

対応するJIS:5.5b(必須)、5.9c(推奨)